https://xn--m9jp4402bdtwxkd8n0a.jp

カブの育て方(蕪の育て方)

更新日:

レスポンシブットップ

カブ栽培の特徴

種類 科目 適正土壌pH 連作障害 栽培難易度
カブ アブラナ科 5.5~6.5 あり 輪作1年

概要

カブはアブラナ科の一年草で主に土中の根のような茎の部分を食します。葉の部分により栄養価があるため葉の部分も食用できます。漢字では「蕪」と書きます。原産地はアフガニスタンから地中海沿岸地域と言われています。

かぶの代表的な品種

小カブ

サラダなどにもよく使われるサラダかぶに代表される小ぶりで栽培しやすい品種です。プランターなどでもよく育ちます。

赤かぶ

赤カブと呼ばれているものにも沢山の種類があります。カブの表面だけ赤いもの、果肉の中も赤みが入っているもの、それに葉や茎も赤いものなどがあり、各地で古くから作られてきたオリジナル品種が伝統野菜として扱われているものなどもあります。

聖護院カブ

京都市の伝統野菜に指定されています。江戸時代中期に左京区聖護院の農家が、現在の滋賀県堅田から持ち帰った近江かぶの種を植えたのがルーツとされ、その後改良され、現在の姿になったといわれています。

あやめ雪かぶ

首の部分が薄い紫色で根の下半分は真っ白な品種。大きさは小かぶと同じくらいで、浅漬けなどにすると美味しく、しばらく漬けておくと美しい赤紫色が全体に回り、ほんのりピンク色に染まります。サカタのタネから販売されています。

大かぶ

大かぶと呼ばれるのは大きさが直径で15cmほど以上のものをさし、大きいものだと4~5キロにもなります。形は球形から編球形で、表皮も中も白いです。聖護院かぶらを使った京都の千枚漬けは全国的に有名です。そのほかの地方でも大カブを使った千枚漬けが作られています。また、北陸地方ではかぶら寿司にも用いられています。

その他の品種憂

カブにはたくさんの品種があります。細長い形をした天かぶ、飛鳥あかね、紫色の木曽赤かぶなどがあります。

栽培のコツ

かぶの栽培日数や適温など

カブの栽培日数は品種や季節によりますが通常60日から180日です。生育の適温は15℃~20℃で、発芽適温は20℃~25℃で、冷涼な環境を好みます。栽培期間が短く種まきの時期が大切です。子カブは栽培期間が短いので、追肥は行わず、最初に与える元肥だけで育てます

かぶの連作障害

かぶはアブラナ科なので他のアブラナ科の植物との連作は避けたほうがいいですが、他の野菜に比べれば、比較的連作しょうがの出にくい野菜です。

かぶの栽培スケジュール

畑の準備

土つくり

  • 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、30cmから40cmぐらいの深さまで耕しておきます。適正土壌pHは5.5~6.5です。
  • さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥しておくといいでしょう。
  • 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。

畝立て

  • 水はけを良くするために、幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
  • マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。

栽培管理

株間と種まき

  • 株間は標準的な品種で20cm~30cmぐらい確保して、マルチに穴をあけておきます。
  • 缶珈琲の底などを、マルチの穴から土に押し付けて植穴を作ります。1か所に3~5粒づつ点播きし、1cmほど軽く盛り土しておきます。
  • たっぷり水を与えておきましょう。

トンネル

  • 苗が小さいうちは害虫から守るためにトンネルを作っておくと、冷間対策にもなります.

間引きと追肥

  1. 本葉2~3枚のころに1回目の間引きを行います。発芽遅れの苗や害虫被害にあった苗を間引きます。
  2. そのころに1回目の追肥を行います。1㎡あたり50~60g程度を目安に施肥し土をかぶせておきます。
  3. 本葉が5~6枚のころ2回目の間引きを行い1か所に1株にします。間引いた苗は間引き大根として利用できます。
  4. そのあと2回目の施肥を行い(1回目と同量程度)土寄せしておきます。

収穫

  • 品種にあった栽培日数を目安によく太ったものから順に収穫していきます。
  • 畑に長く放置していると亀裂や霜による被害がありますので収穫時期を逃さないようにしてください。

コンパニオンプランツ

〇 混植に適している植物 good

野菜類

結球しないキク科の植物(虫よけ)
  • サニーレタス
  • リーフレタス
  • サンチェ
  • エンダイブ
  • 春菊
  • ミックスベビーリーフ など

花類 ハーブ類

  • マリーゴールド(虫よけ)
  • サルビア(虫よけ)
  • カモミール(虫よけ 野菜を元気にする)
  • ミント(虫よけ)

〇 前作に植えるとよい植物 good

  • トウモロコシ
  • マリーゴールドなど

× 混植に適さない植物 bad

    • ニラやネギなどのネギ類の植物

レンダリング大

レンダリング大



おすすめ記事一覧

1

トマトのプランター栽培|ミニトマトと大玉トマトの栽培記2018 トマトのプランター栽培⓵|ミニトマトと大玉トマトの苗を植え付けました 2018年5月15日(火) 今日からトマトのプランター栽培に挑戦し ...

2

土壌酸度計を初めて買って分かったこと 何年も酸度計の存在は知っていましたが今回初めて買いました。使った感想や実感したことをまとめました。 スナッエンドウとニンニクの混植は? 通常混植してはいけないとさ ...

3

せっかくおいしい野菜ができたのでその調理法をまとめておきたいと思います。 梅酒のつくり方 自家製梅酒のつくり方を簡単にまとめました。毎年6月にスーパーなどに並ぶ梅を使っておいしい梅酒を作りましょう。 ...

4

庭木の育て方 平戸ツツジ 皐月(さつき) 沈丁花(じんちょうげ) 山茶花(さざんか) 紅葉 霧島躑躅(つつじ) 紫陽花(あじさい) 南天 柊(ひいらぎ) 小手毬(こでまり) 久留米ツツジ 花梅 どうだ ...

-10月に植える野菜, 3月に植える野菜, 4月に植え付ける野菜, 5月に植え付ける野菜, 6月に植え付ける野菜, 8月に植える野菜, 9月に植える野菜, アブラナ科の野菜, プランター栽培

Copyright© わたしの野菜育て方図鑑 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.