栽培カレンダー
植え付けや植え替えの時期、用土は?
植え付け時期
植え替え適期は開花期を除く3月から4月までの間と9月下旬から10月の期間です。
用土と植え替え方
土壌酸度は、弱酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。
鉢植えの用土
鉢植えの場合は、
鹿沼土単用か、配合する場合は
基本配合として、
赤玉土(中粒)6
腐葉土4
の割合で用土を配合して植え付けます。
植え付けの際は、鉢底に鉢底石をして、植え替えます。
元肥
同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます。
マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、
極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。
肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。
鶏糞などアルカリ性の強いひりょおうを混ぜると土壌がアルカリ性ななる場合がありますので注意が必要です。
鉢植えの植え替え
植え替えの際は
鉢植えは2年から3年毎に一度、
植え付け時と同じ要領で、一回り大きな鉢に植え替えてください。
庭植の用土と植え付け方法
庭植する際は
根鉢の倍の大きさの植穴を開けて
あらかじめ腐葉土などを混ぜて深植えにならないように植え付けます。
深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、
根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。
できれば、若干深めに植穴を開けて、そこにバーク堆肥を入れておくと、土に微生物が繁殖しやすくなり
植物にとって栄養のある肥えた土を作ります。
株間
複数の株を植え付けるときは
大きく成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。
去年の春花後に今日剪定しました。かなり大きく成長しました。
大きくなったので本当は場所を変えたいのですが(移植)根を触るのが怖いので躊躇しています。
元肥
こちらも植え込み時に
バーク堆肥や油粕、
元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。
庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。
育て方や栽培管理、鉢植えの置き場などは?
植え付けの場所・鉢植えの置き場所
日向を好みます。夏場根元に日差しが一日中降り注ぐ環境では、
土が乾いたり、株が弱ってしまいますので気を付けてください。根元に他の植物を植え付けたり、
鉢植えの場合は、西日の当たらな居場所に移動してください。
庭植の植え付け場所
庭植の場合、できるだけ日当たりのいい場所に植えつけましょう。
半日陰でも十分育ちますが、花付きがよくありません。日陰では生育しにくいので植え付け場所には注意が必要です。
また、沈丁花は一度植え付けてしますと、根を触られるのが嫌いですので、移動しずらい植物です。
基本的に移植できないの大きくなった時のことを考えて植え付け場所を決めなければいけません。
鉢植えの置き場
鉢植えの場合もできるだけ日の当たるところにおいてあげるのが理想ですが、
耐暑性は十分ありますが、真夏の水切れには十分気を付けなくてはいけません。
耐寒性もあり冬場、霜が降りたり、雪が積もっても大丈夫です。が
鉢植えで動かせる場合は、念のために雪の日は軒下などに移動しておきましょう。
水やりの頻度は?
庭植の場合
基本的には必要ありませんが、
植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が続いたときは水やりが必要です。
完全に根が育ってきたっら、よっぽどでない限り水やりする必要はありません。
鉢植え
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。根が比較的浅く張りますので、水きれには注意が必要です。
肥料
肥料は元肥の他に
休眠期にはいる前の
9月ごろに1回
1月ごろに暖効性肥料の油粕か、2月に即効性の化成肥料を
寒肥を1回施し、
年間で合計2回与えます。
剪定などの作業
花が枯れた後の作業
必要ありません。
枝の剪定作業
花後の剪定
4月~5月ごろ枝の剪定を行います。
夏場の7月ごろには来年の花芽が分化されますので、7月以降に選定作業を行うと
せっかく育った花芽を切り取ることになり、来年花が咲かなくなります。
剪定は7月までに行います。
来年の花芽が分化される前であれば、剪定できます。
あまり強く刈り込むのはお勧めできません。
沈丁花は放任しても自然と丸に近い形になっていきます。
剪定は最低限にしておきましょう。
刈り込んだ新芽は挿し木に利用することができます。
秋の剪定
よっぽどのことがない限り秋に選定はしません。
増やし方は?
沈丁花は挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木の適期は5月から6月ごろで、
その年に出てきた新芽が青いうちに摘み取ります。
木化した枝は挿し木してもうまくいきません。
挿し木の用土は赤玉土などの単用でOKで、
挿し木した後はしばらくは日陰で管理します。
病害虫について
耐暑性、耐寒性ともに優れ、病気や害虫のも比較的強く、大変育てやすい植物です。
主な病気や害虫の被害や予防についてはこちらの記事をご覧ください。