2月に植えつけたジャガイ栽培も7月の収穫をもってすべて終了です。今回は大型のプランターを使ったプランター栽培と14Lの培養土の袋をそのまま使った袋栽培、そして畑での露地栽培に挑戦しました。今回最後の収穫が終了したので、畑とプランター、それぞれの収穫量を比べてみたいと思います。果たして、プランター栽培の収穫量は、畑の収穫量と何倍違うのか検証してい見たいと思います。検証の方法はほぼ同じ時期に、畑とプランターにそれぞれ植え付けた同じ品種のジャガイモの収穫量とジャガイモの大きさの比較です。
6月袋栽培のジャガイモと露地栽培のジャガイモの収穫量を比較した時は、約2倍の違いがありました。果たして今回培養土の量が3倍以上あるプランターでも2倍の差があるのか見てみたいと思います。
これまでのジャガイモプランター栽培の経過は過去の記事Ep1~Ep6を、またジャガイモの育て方の基本的な内容はじゃやぎもの育て方をご覧ください。
Ep1 ジャガイモ・キタカムイのプランター栽培記録 EP.1 植え付け前の4つの作業
Ep2 EP2 ジャガイモ定植時の肥料と198円で出来る袋栽培の4つのポイント/プランター野菜
Ep3 ジャガイモをプランターに植えつけてみました/プランター野菜ジャガイモEP.3
Ep4 ジャガイモの芽かきと土寄せ~ジャガイモって挿し木で増やせるの?/ジャガイモのプランターと袋栽培EP.4
Ep5 ジャガイモって何科?花の摘み取り方?害虫とつるボケ対策/EP.5ジャガイモのプランター5月の管理
Ep6 ジャガイモのプランター栽培EP.6最終回|袋栽培の収穫量は畑と比べるとどれくらい違うの?
畑での栽培と袋栽培の結果は前回最終回Ⅰの記事で紹介しましたが、14Lの袋栽培の場合、畑での収穫量の半分ぐらいでした。こちらは6月の収穫量の比較でしたが、今回はあれから1カ月経過した7月初旬の収穫量を比較してみたいと思います。
ジャガイモ畑の収穫
ダンシャクとキタカムイ、キタムカイの特徴
7月に入ってすぐジャガイモの露地栽培の収穫を終えました。これで露地栽培で作っていたジャガイモはすべて終了しました。今年の2月にコメリで買ってきた種イモ、キタカムイと近くの農家の方に頂いたダンシャクとキタアカリを植え付けましたが、最終的に収穫したジャガイモを見てみると、キタカムイとキタアカリの形はほぼ同じに見えました。また、ダンシャクもよく見ないとい、混ぜてしまえば違いが判らないくらいです。ただ、男爵の場合特徴として、芽のところがピンク色をしていて、若干形が縦長かなってゆうぐらいです。感想としてはどれも形はあまり変わらずですが、収穫量や大きさなどはキタカムイが一番良かったようです。キタカムイだけポテトサラダやゆでて食べてみましたが、大変おいしかったので、次回育てるときもキタカムイにしたいと思います。
キタカムイの露地栽培結果
一株当たりの収穫量
今回のプランター栽培の種イモはキタカムイでした。従って今回の比較は、キタカムイの露地栽培とプランター栽培での比較になります。プランター栽培の場合2つの種芋を一つのプランターに植えつけたので、収穫量は測りやすいのですが、露地栽培の場合、多数の種芋を植え付けているので、どの苗からどのジャガイモができたかがいまいちわからないので、残念ながら一株いあたりの収穫量は正確ではありませんが、だいたい1kgは超えていると思います。ここは正確に出ていないのですいません。6月に収穫した時よりもジャガイモは大きく育っていました。6月には一株からだいたい600gから800gくらいだったのであれから結構成長していました。
1個当たりの重量
一番大きな個体の重量を測りました。結果、299gが最高の個体でした。このクラスのジャガイモがごろごろと取れました。明らかに6月より大きくなっています。
キタカムイのプランター栽培の収穫
それではキタカムイのプランターを収穫してみましょう。こちら露地栽培とほぼ同じ時期に植えつけました。使用したプランターは48Lのもので、そこに2つ種芋を植え付けました。植え付けの様子はこちらの記事をご覧ください。
Ep3 ジャガイモをプランターに植えつけてみました/プランター野菜ジャガイモEP.3
一株当たりの収穫量
2つの種芋を植えたのですが、一つの種イモが丸まる1個を植え付けたもので、もう一つは、小さな破片を植え付けなものです。わかりやすいように、丸まるの方は1個、破片の方は破片として記述していきます。ちなみにこちらは収穫前のプランターの様子です。下葉はすべて枯れています。写真には写っていませんが、上の方はまだ少し緑の葉が残っています。
収穫量の結果
結果をまとめてみるとこのようになりました。
1個 1342g
破片 932g
丸まる1個植え付けたほうが、今回は多収穫になりましたが、破片の方も思ったより取れました。
個体の最大重量
プランターで栽培したジャガイモの最大重量は、272gでした。露地栽培のジャガイモの最大重量が299gだったのでこちらもあまり変わらない結果となりました。ジャガイモのプランター栽培、すごいですよね。
上の写真は右側が破片から取れた分です。300g近くあるジャガイモがこんなに取れました。丸まる1個植え付けた方は、収穫量的にも露地栽培と同じくらいとれて正直びっくりしています。
ジャガイモのプランター栽培はどれだけお得でしょうか?
約60gの種芋を2つ植え付けて、プランターで約2.3kg収穫できました。使ったのは198円の培養土3袋と化成肥料少々、あとは水です。農薬などは一切使わず、追肥もあまりやらなかったのですが、ジャガイモが約20倍に増えました。これってお得なでしょうか?プランターと培養土で約1000円の投資と肥料代、あとは種イモを園芸店で購入するだけ。培養土とプランターはもちろん次回も使えます。ジャガイモはスーパーで買うと500gで200円、路面の無人野菜直販所で買うと500g100円で買えたりもします。500g150円だとして、2300gなら690円で買えますが、さてどうでしょうか?プランターや培養土は工夫すれば何度も使えます。今回は作る楽しみや、安心して新鮮な野菜を味わえることを考えるとプランター栽培のジャガイモはお勧めできる結果となりました。今後もいろいろな野菜をプランターで挑戦したいと思います。ここまで読んでいただいてありがとうございました。