栽培の特徴
- 種類:ニンニク
- 科目:ヒガンバナ科
- 適正土壌酸度:ph5.5~6.5
- 連作障害:なし
- 栽培難易度:☆☆
基本情報
- 科名属名:ヒガンバナ科ネギ屬
- 原産地:中央アジア
- 草丈樹高:50cmくらい(地上部)
- 特徴:多年草
- 日照条件:日なた
- 生育適温:18℃から20℃
- 水やり:乾いたらたっぷり水やり
- 球根の植え付け:9月下旬~10月
- 収穫期 5月下旬ごろから6月ごろ
- 植え付けから収穫までの期間 260日前後
栽培期間や適正気温
ニンニクの栽培期間は長く270日前後です。
生育の適温は18℃から20℃です。
連作障害
ニンニクは連作障害が出にくい野菜です。連作が可能です。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 植え付けの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、できるだけ深めによく耕します。適正土壌pHは5.5~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥(1平米あたり150g程度)しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
- マルチはなくても大丈夫です。土寄せや、追肥の時はマルチがないほうが便利ですが、雑草が生えやすかったり、地温が上がったりで生育にはマルチがあったほうがいい場合が多いようです。
栽培管理
植え付けと株間
植え付けの間隔
畑に条間20㎝~25㎝程度、株間20cm前後でマルチに穴をあけて植え付けます。球根の上に土を2cmから3cmくらいかけて植え付けます。
追肥と土寄せ
追肥は秋に2回、翌年2月に2回、休眠から覚める3月からは2週間に一度の割合で追肥します。
1回目と2回目の追肥と土寄せ
1回目追肥は植え付けから1カ月経過したころ行います。1回の追肥は、即効性のある液肥、または化成肥料で行います。追肥したら株元に軽く土寄せしておきます。
2回目は1回目の1週間から2週間後にもう一度同じ量を追肥します。
冬場はマルチしていない場合は土寄せして、寒さから守るようにしてください。
3回目と4回目、5回目以降の追肥と土寄せ
生育をを見ながら、2月には3回目の追肥として液肥を与えます。さらに4回目は、そのあと1週間後にもう一度液肥を与えます。
休眠から覚める3月頃からは、2週間おきぐらいで1平米当たり化成肥料で120gぐらいを目安に株元にパラパラ播きして、軽く土寄せしておいてください。
収穫
5月下旬~6月下旬、根元を持って引き抜き収穫します。鱗茎部を切り離して、重ならないように広げて乾かし、その後は風通しのよい明るい日陰に吊るして保管します。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 GOOD
野菜類
ウリ科全般(害虫を遠ざける)
アスパラガス(立枯病を抑える)
ニンジン(病気を減らし生育を助け合う)
ブロッコリー(病気を抑える)
ダイコン(病気を抑える)
カモミール(アブラムシを遠ざける)
トマト(青枯病や立枯病を抑える)
ナス(青枯病や立枯病を抑える)
× 混植に適していない植物 BAD
マメ科全般(マメ科の根に共生する根粒菌を遠ざけるため、生育を悪くなる)
ハマスゲと相性が悪い
ディルと相性が悪い