わたしの家庭菜園手帳

ブロッコリーの育て方・種まき植え付け、用土や株間、追肥や収穫などの栽培管理

ブロッコリーの育て方・種まき植え付け、用土や株間、追肥や収穫などの栽培管理

ブロッコリー栽培の特徴

ブロッコリーは、カリフラワーやダイコンなどと同じアブラナ科の野菜です。

秋に植えつけて、冬場に収穫する場合と、春一番に植えつけて、夏までに収穫することができます。栽培期間が短く、育てやすい野菜で一般的に、カリフラワーと同じ頂花蕾を食べる野菜ですが、スティック型の品種や脇芽から側花蕾がたくさん出てくる品種など、様々な品種が販売されています。また、ブロッコリーは、プランターでも簡単に栽培することができます。

限られたスペースで、効率的にプランターでも、畑栽培に負けない大型のブロッコリーが栽培できるのでぜひ挑戦してみてください。大きなきれいなブロッコリーを収穫するためには、まずは大きな葉を育てるのがポイントです。

  1. 春と秋に栽培できる
  2. 栽培期間が比較的短い
  3. 栽培しやす
  4. 大きな葉を作って大きな頂花蕾を収穫する
  5. 頂花蕾の収穫の後、側花蕾を収穫できる

ブロッコリーの栽培カレンダー



ブロッコリーの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は5℃~25℃くらい
  3. 連作障害:あり
  4. アブラナ科の植物
  5. 輪作は2年~3年あける
  6. 秋植えの時期が遅れないように注意

日当たり

日向を好みます。

生育適温

5℃~25℃前後です。冷涼な気候を好み、寒さには強い野菜です。

連作障害

アブラナ科の植物で、連作障害があります。同じアブラナ科の植物を2年から3年育てていない場所で育てましょう。

栽培期間

ブロッコリーの栽培期間は苗の定植から収穫まで約75日前後から150日前後です。秋植えの植え付けが遅れると、冬越しすることになります。その分栽培期間は長くなる場合があります。秋に植える場合は、あまり植え付け時期を遅らせないように注意しましょう。

畑の準備

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~6.5

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱酸性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

土壌適正酸度

Ph6.0~6.5です。弱アルカリ性の土壌を好みます。

畝幅60cm~70cmくらいに2列で栽培することが可能です。

畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると手間が省けます。

株間

  1. 株間は30cmから50cm

あまり込み合って植え付けると、害虫が発生しやすくなります。風通しには注意して株間をとってください。株間は、30cmでも十分栽培できます。

種まきのコツ

  1. 種まきの時は、ポットにまくか直接畑に、5粒ぐらい点播きして1cmほど盛り土しておく

ポットにまく場合は、5粒づつ播いて1cmくらい盛り土してたっぷり水を与えてください。そのあと、本葉2枚から3枚の時に2本立ちにして、最終的には2本のうちどちらかを残して、1本立ちにして栽培していきます。

植え付けのコツ

  1. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、みぅが土に浸透してから苗を植え付けます。

ブロッコリーの追肥

ブロッコリーの根は、比較的浅く横に広がっていきます。肥料焼けには注意が必要です。

ブロッコリーは、肥沃な土を好みます。リン酸が不足したり、窒素が多すぎたりすると茎ばかり茂って花蕾ができにくくなります。バランスの取れた肥料を栽培期間をとうして肥料切れしないように与えましょう。定植から2週間後くらいで本葉8枚ぐらいの時に土寄せと追肥を行います。

その後は、20日おきぐらいに1回ずつ追肥します。

  1. 追肥の時は肥料焼けに注意
  2. 1回目の追肥は定植から2週間くらいで、本葉が8枚程度のころ
  3. 2回目以降の追肥は2週間おきに、栽培終了まで行う
  4. 追肥量はいずれも一株当たり50から60gが目安です
  5. 追肥は根を痛めないようにパラパラまいて軽く土になじませる
  6. 追肥場所は株元から初めて、成長とともに追肥する場所を外に向かって、株間まで広げていく

追肥の時期

1回目の追肥は、本葉が8枚ぐらいにそろってきた頃で、定植からちょうど20日目あたりです。

2回目以降は、そのあとは2週間に1度の割で収穫終了まで追肥していきます。

追肥の方法

根が浅く横の広がって成長します。根を痛めやすいので、肥料焼けや根を傷つけないように注意してください。追肥する際は、化成肥料を株元に約60g、軽く片手一握り程度を株元に播いて、土となじませて軽く土寄せしておきます。追肥する場所は、株の成長とともに、外に向かって広げていくと良いでしょう。追肥は、最終的には株間あたりにまくことになります。



マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。

ブロッコリーの水やり・トンネル・支柱・間引き・受粉などやその他の作業

  1. 栽培期間が長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
  2. トンネル栽培することで、防寒や害虫の飛来を防句と良い

水やり

水やりは、苗が完全に定着するまでの間、乾燥したらたっぷり水やりしてください。苗が定着してからは、水やりは必要ありません。

土寄せ

強い茎を作るためにも、株が小さい頃は、追肥の際に軽く土寄せをしておきます。根を痛めないように注意が必要です。

支柱

基本的に、支柱は必要ありませんが、台風の時期や積雪に備えて、30㎝から40cmくらいの短い支柱を立てておくと安心です。

トンネル

防寒と害虫の飛来を防除するために、不織布などでカバーして栽培する事をお勧めします。特に春の栽培時には有効です。

間引き

種まきから育てる場合は、間引きながら1本立ちにして苗を作ります。

その他の作業

特にありません。栽培はいたって簡単です。初心者の方にもおすすめできる野菜です。



ブロッコリーの収穫

ブロッコリーの収穫は簡単で、頂花蕾が大きく成長した時に包丁で茎の付け根から切り取るだけです。

品種によって栽培期間が違うので、その品種にあった栽培日数を目安に、収穫日を決めておくとわかりやすいです。

  1. 収穫時期の判断は、品種にあった栽培期間を目安に大きくなったら収穫する
  2. 品種によって栽培期間が違う
  3. 栽培期間は75日から150日前後
  4. 収穫方法は、頂花蕾の付け根を株から包丁で横に切る
  5. 品種によって側花蕾が収穫できるものもある

収穫時期

栽培期間が品種によって異なり、極早生品種で75日から、秋植えを冬越しさせて150日前後が収穫の目安です。

収穫の目安

収穫時期は、品種によって異なる栽培期間を逆算して、あらかじめ計画しておくと判りやすく、収穫があまり遅れてしますと、変色したり、蕾ができてしまったりする場合があります。十分な大きさに成ったら、収穫適期を逃さないようにしましょう。

収穫方法

収穫には、包丁が必要です。頂花蕾の付け根あたりから、地面と平行に包丁で切り取ります。

側花蕾の収穫

側花蕾は頂花蕾を収穫した後、脇芽から出てくる小型の花蕾です。

側花蕾は500円玉くらいの大きさに成長したころに根元から収穫はさみなどで摘み取ります。

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