ニンジン栽培の特徴
ニンジンは、セリ科の野菜です。大根やカブなどと同様に苗の植え付けからは育ちにくく、通常は種まきから育てます。夏の終わりから秋に種まきして、晩秋から冬に収穫しする秋まきと、春に種まきする春まきがありますが、秋から冬の栽培がおすすめです。秋まきのほうが、害虫の被害も少なく栽培も容易で、霜をかぶると糖度が増すので、味もおいしく栽培できます。
ニンジンの種は、好光性種子で光がなければ発芽しません。種まきの際は、あまり土をかぶせてしまうと発芽しないので注意が必要です。
ニンジンには大小さまざまな品種があり、また現在では一般的にスーパーでよく見かける西洋ニンジンと古くから日本に伝わる東洋ニンジンがあります。ニンジンには、キアゲハの幼虫が付きやすいの注意してください。派手な外観で見つけたときは一瞬時っとすることがあります。
- 種まきから育てる
- 好光性種子で、発芽には光が必要
- 発芽するまで水きれに注意
- キアゲハの幼虫の発生に注意
ニンジンの栽培カレンダー
種まきは、春から秋にかけて長い間栽培できる野菜です。苗を移植しても、根茎部分が肥大しずらいので必ず種まきから栽培しましょう。
ニンジンの植え付け
栽培環境
- 日向を好む
- 発芽適温は20℃~25℃
- 生育適温は15℃~20℃くらい(秋まき取春まきができる)
- 連作障害:連作可能
- セリ科の植物
日当たり
日向を好む野菜です。
生育適温
15℃~20℃前後で、春から秋に種まきができます。種の発芽には20℃から25℃の気温が必要です。
連作障害
セリ科の植物で、連作障害が比較的出にくい野菜です。
栽培期間
種播きから収穫まで約100~120日です。間引きながら栽培します。
畑の準備
植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。
堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。
- 適正土壌酸度はPh60.~6.5
土壌適正酸度
Ph6.0~6.5くらいです。
畝
畝幅60cm~70cmくらいの普通の畝にマルチを張って、条播きか点播きする
株間
株間は10cm~12cm程度で十分です。条播きして間引きながら最終的に株間は10cmから12cm程度にしていきます。条間は20cmから25cm必要です。
- 株間は10m~12cm
- 条間は20cmから25cmくらいです
ニンジンの間引き
ニンジンは2回の間引きで、株間を10cmから12cmくらいにしていきます。
- 間引きながら栽培
- 間引きは2回くらい
- 2回目の間引きの時に1回目の追肥
- 最終的に株間10cmから12cm
1回目の間引き
苗の間引きは、本葉が2枚ぐらいの時に株間3㎝~4㎝ににします。
2回目の間引き(と追肥)
2回目の間引きは、本葉5~6枚のころ株間10cm~12cmくらいにします。これが最終の間引きです。ここから追肥が始まります。
ニンジンの追肥
ニンジンは、2回から数回の追肥を行います。ニンジンは間引きながら栽培しますが、2回目の間引きの時に1回目の追肥を行います。この時に株元に約50gの化成肥料を施してかぶる土寄せしておきます。その2週間後に、2回目の追肥を行います。そのあとは、様子を見て2週間に一度の割で追肥して下さい。
- 追肥は2回から数回行う
- 1回目の間引きの時に約50gの化成肥料を与える(2回目の間引きのころ)
- 2週間後に2度目の追肥を行います
- そのあとは様子を見て2週間に一度くらいで追肥する
- 追肥とともに軽く土寄せしてください
追肥の方法
1回目の追肥と土寄せ
2回目の間引きの際に最初の追肥をします。1回の追肥量は、1平米当たり化成肥料で50gから60gぐらいを目安に株株元に与え。追肥したら株元に軽く土寄せしておきます。
2回目以降の追肥と土寄せ
生育をを見ながら、1回目の追肥から約2週おきに追肥します。
ニンジンのトンネル・支柱・受粉などやその他の作業
- 害虫の被害防止と積雪の被害を予防する目的でトンネル栽培が有効です
- 間引きながら栽培します
不織布などでトンネル栽培すると害虫の飛来や積雪の被害を予防できます。
支柱
必要ありません。
間引き
間引きながら栽培していきます。
受粉
花が咲く前に収穫してください。
その他の作業
特にありません。
ニンジンの収穫
根の直径が5cmから7cmくらいに成長して、肩の部分が横に張り出して来たら収穫適期になります。
- 地上に少し出ている根の部分が5cmから7cmで収穫
収穫時期
品種により、種まきから100日から120日くらい。
収穫の目安
根茎が地上に少し上がってくるので収穫の目安は難しくはありません。根の直径が5cmから7cmに達したら収穫します。
収穫方法
茎の付け根あたりをもって軽く引き抜きます。
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