わたしの家庭菜園手帳

絹さやの育て方・種まき植え付け、用土、株間や支柱、追肥や収穫などの栽培管理

絹さやの育て方・種まき植え付け、用土、株間や支柱、追肥や収穫などの栽培管理

絹さや栽培の特徴

絹さやエンドウは、スナップエンドウやインゲンなどと同じマメ科の野菜です。晩秋から冬の初めに種播きや苗を植えつけて、畑で冬越しして、春に収穫する野菜です。

品種によってあまりつるが伸びないのもありますが、一般的に1mから1m80cmくらいつるが伸びます。栽培には、支柱が必要です。つるボケを起こしやすいので、チッソ系の肥料を多くやることは厳禁です。

  1. 秋から冬の初めに植えつける
  2. つる性の植物で、支柱が必要
  3. 寒さには強く、畑で冬越しして、春に収穫する野菜
  4. つるボケを起こしやすい
  5. 追肥はあまり必要としない
  6. 連作障害をおこしやすい

絹さやエンドウの栽培カレンダー



絹さやエンドウの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は15℃~20℃くらい
  3. 連作障害:あり
  4. マメ科の植物
  5. 輪作は4年~5年あける
  6. 種まき時期が遅れたり早すぎたりしないように注意

日当たり

日向を好みます。

生育適温

15℃~20℃前後です。冷涼な気候を好み、寒さには強い野菜で、苗が小さいうちは積雪にも耐えられます。あまり早く種まきして、冬を迎える前に苗が大きくなりすぎると、冬の霜や積雪で、苗が枯れてしまします。大きくなってからは、積雪には耐えられませんので、種まき時期は非常に重要です。

連作障害

マメ科の植物で、連作障害があります。同じマメ科の植物を4年から5年間育てていない場所に植えつけてください。

栽培期間

キヌサヤエンドウの栽培期間は、種まきから180日前後です。秋植えの植え付けが遅れたり、早すぎるとうまく冬越しできなかったり、春に成長するのが遅れたりします。重複しますが、種まきや植え付けの時期が重要です。

畑の準備

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~7.0

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱酸性からアルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

土壌適正酸度

Ph6.0~7.0です。弱アルカリ性の土壌を好みます。

畝幅60cm~70cmくらいに2列で栽培することが可能です。合掌型の支柱を立てると効率よく収穫できます。

畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると除草の手間が省けます。

株間

  1. 株間は30cmから40cm

あまり込み合って植え付けると、害虫が発生しやすくなります。風通しには注意して株間をとってください。

種まきのコツ

  1. 種まきの時は、ポットにまくか直接畑に、3粒ぐらい点播きして1cmほど盛り土しておく
  2. 発芽には20℃から25℃が必要です

ポットにまく場合は、3粒づつ播いて1cmくらい盛り土してたっぷり水を与えてください。そのあと、本葉2枚から3枚の時に2本立ちにして、最終的には2本のうちどちらかを残して、1本立ちにして栽培していきます。発芽には20℃から25℃の気温は必要です。種まきが遅れると発芽しませんので注意してください。

植え付けのコツ

  1. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。

絹さやの追肥

サヤエンドウの根は、比較的浅く横に広がっていきます。肥料焼けには注意が必要です。

絹さやエンドウは、あまり肥料を必要としません。追肥は年内に2回だけ行います。1回目の追肥は、本葉2枚から3枚のころ、2回目は本葉5枚から6枚のころです。いずれも約60gの化成肥料を株元に与えます。その時軽く土寄せして起きてください。

  1. 追肥の時は肥料焼けに注意
  2. あまり肥料を必要しない
  3. 追肥は年内に2回だけ
  4. 1回目の追肥は本葉が2,3枚程度のころ
  5. 2回目の追肥は本葉5,6枚のころ
  6. 追肥量はいずれも一株当たり50から60gが目安です
  7. 追肥は根を痛めないように、株元にパラパラまいて軽く土になじませる

追肥の時期

1回目の追肥は、本葉が2,3枚ぐらいにそろってきた頃です。

 

2回目の追肥は、そのあとは本葉5,6枚になるころでいずれも年内に行きます。

追肥の方法

根が浅く横の広がって成長します。根を痛めやすいので、肥料焼けや根を傷つけないように注意してください。追肥する際は、化成肥料を株元に約60g、軽く片手一握り程度を株元に播いて、土となじませて軽く土寄せしておきます。2回目に追肥する場所は、外に向かって広げていくと良いでしょう。



マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。

絹さやエンドウの水やり・トンネル・支柱・間引き・受粉などやその他の作業

  1. 栽培期間が長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
  2. 種が発芽するまでは防鳥対策をしておいたほうが安心です
  3. 支柱とネットが必要です

水やり

水やりは、種播きから苗が完全に定着するまでの間、乾燥したらたっぷり水やりしてください。苗が定着してからは、水やりは必要ありません。

土寄せ

強い茎を作るためにも、株が小さい頃は、追肥の際に軽く土寄せをしておきます。根を痛めないように注意が必要です。

支柱

支柱は春に目が大きくなってきたら立てると良いでしょう。合掌型か、垂直に複数の支柱を立てて、ネットを張ります。

トンネル

防鳥対策として、発芽して苗がある程度大きくなるまでは、不織布などでカバーして栽培する事をお勧めします。

間引き

種まきから育てる場合は、間引きながら1本立ちにして苗を作ります。

その他の作業

特にありません。栽培はいたって簡単です。初心者の方にもおすすめできる野菜です。



絹さやエンドウの収穫

絹さやエンドウの収穫は簡単で、さやができたものから収穫していきます。

 

開花から約10~15日が収穫適期です。開花日を記録しておくと、初めはわかりやすいのですが、あとは、大きさで判断しなければいけません。

  1. 開花から10日から15日を目安に大きくなったら収穫する

収穫時期

春に収穫します。種まきから約180日で収穫期を迎えます。

収穫の目安

開花から約10日から15日収穫できます。さやが6cm~8cmくらいの大きさになっていれば収穫してください。

収穫方法

収穫ハサミで摘み取って収穫します。

 

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