わたしの家庭菜園手帳

サンチュの育て方・種播きと植え付け、用土、株間、追肥や収穫などの栽培管理

サンチュの育て方・種播きと植え付け、用土、株間、追肥や収穫などの栽培管理

サンチュ栽培の特徴

サンチュは、レタスやリーフレタスの仲間で、キク科の野菜です。寒さには強く、冬越しもできる野菜です。夏まきから秋、春に種播きして栽培します。根張りは浅く、40cmくらいの範囲に根が伸びていきます。アブラナ科の野菜と相性がよく、アブラナ科の天敵の害虫が、サンチュなどのキク科の野菜が発生させる香りを嫌うのでコンパニオンプランツとして有効です。プランター栽培にも適した野菜です。

  1. 真夏以外栽培できる
  2. 栽培は容易で栽培期間も短い(種まきから60日前後)
  3. 害虫の被害が少ない
  4. コンパニオンプランツとしてアブラナ科の野菜と相性がいい

サンチュの栽培カレンダー



サンチュの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は15℃から20℃℃前後
  3. 連作障害:あり
  4. 輪作期間:1年から3年
  5. キク科の植物

日当たり

日向を好みます。

生育適温

生育適温は15℃から20℃前後です。冷涼な環境を好む野菜です。

連作障害

キク科の植物で同じキク科の植物を1年から3年間育てていない場所に植えつけてください。

栽培期間

サンチュの栽培期間は、春植えで種まきから収穫まで60日前後、秋播きで60日から100日前後です。

畑の準備

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~6.5

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性からアルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

土壌適正酸度

Ph6.0~6.5です。弱アルカリ性の土壌を好みます。

畝幅60cm~70cmくらいに条播きして栽培します。一般的に、成長とともに間引きして栽培していきます。

畑で栽培する場合は、敷き藁やマルチなどで栽培すると、土の跳ね返りを防ぎ、さらに雑草の繁殖を防いで除草の手間も省けます。

株間

  1. 条播きから間引いて栽培する
  2. 条間は15㎝から20㎝とって条播きする
  3. 草丈10cmで一本立ちさせる
  4. 最終的な株間は15㎝~20cm
  5. または、株間15cm~20cmで点播き(数粒づつ)することもできる

条播きから段階的に間引いていって、最終的な株間は15cmから20cmくらいで十分です。

種まきのコツ

  1. 株間15cm~20cmくらいで条播きする

畑に、棒状のもので、深さ1cmから2㎝くらいの植え溝を作ります。そこに種をパラパラと条播きして、土をかぶせて、鎮圧しておきます。そのあとは、成長とともに間引いて栽培していきます。

植え付けのコツ

  1. 苗からも栽培はできる(植え替えもできる野菜です)
  2. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける
  3. どちらかとゆうと種から栽培するのほうが経済的です

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。

サンチュの追肥

サンチュは、根が浅く横に広がります。肥料焼けや肥料切れしないように注意して、随時条間に追肥してください。栽培初期には除草もかねて軽く土寄せしておくとすくすく育ちます。

1回目の追肥は、草丈が5㎝くらいに成長したころに、条間に軽く化成肥料を与えます。その後は生育を見て2週間後くらいおきに条間に施肥します。

  1. 肥料焼けしやすいの注意
  2. 1回目の追肥は、草丈5cmくらいに成長したころ
  3. 1回目の追肥後に軽く土寄せする
  4. 2回目以降の追肥は、株の生育を見て2週間に1度程度
  5. 追肥は条間に軽く行う
  6. 追肥は根を痛めないように、パラパラまいて軽く土になじませる

追肥の時期

1回目の追肥は、植え付けから約2週間後ごろ、草丈が5cmくらいに成長したころに与えます。

2回目以降は様子を見て追肥が必要と感じたら与えるぐらいで大丈夫です。

追肥の方法

追肥は、マルチなどがある場合は、軽くめくり上げて、条間に少量をまき、土寄せします。



サンチュの水やり・トンネル・支柱・間引きなどやその他の作業

  1. 乾燥しやすいので、栽培期間を通じて注意が必要
  2. 冬場はトンネル栽培が有効
  3. 間引きながら成長させていく

水やり

水やりは、乾燥したらたっぷり水やりしてください。苗が定着してからも、根張りが浅く、意外と乾燥しやすいので注意が必要です。日照りの時期には水やりが必要です。

土寄せ

強い茎を作るためにも、株が小さい頃は、追肥の際に軽く土寄せをしておきます。根を痛めないように注意が必要です。

支柱

必要ありません。

トンネル

冬場の積雪時などには、トンネル栽培が必要です。また春や秋にも害虫から守るために、不織布などでトンネルを作って栽培すると、効果的です。

その他の作業

特にありませんが、害虫や乾燥、土の跳ね返りなどで、病気の発生には気を付けてください。

間引き

間引きながら最終的に株間15㎝から20cm程度になるまで間引きます。



サンチュの収穫

サンチュの収穫時期の判断は、草丈を見ただけで分かるので簡単です。

大きく育った外葉を随時収穫していくか、ある程度大きくなった株を根元からはさみで切り落としたりして丸ごと収穫します。

  1. 種まきから収穫までは春まきで60日、秋まきで60日から100日が目安
  2. 草丈が20㎝から25㎝くらいになったころが収穫適期です
  3. 大きく成長した葉を、随時摘み取りながら株の栽培を続けることができる
  4. 大きく成長した株を根元から丸ごと収穫することもできる

収穫時期

種播きから収穫までの期間は、春まきで60日、秋まきで60日から100日前後です。品種や気候によって若干の違いが出てきます。

収穫の目安

サンチュの草丈が20㎝から25㎝くらいに成長したころ、または株の直径が35cmから40㎝くらいに成長したころに収穫します。

収穫方法

収穫ハサミで根元から切り取るか、大きくなった葉を随時摘み取りながら栽培を続けることもできます。

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