わたしの家庭菜園手帳

ほうれん草の育て方・種播きと植え付け、用土、株間、追肥や収穫などの栽培管理

ほうれん草の育て方・種播きと植え付け、用土、株間、追肥や収穫などの栽培管理

ほうれん草栽培の特徴

ほうれん草は、ヒユ科ホウレンソウ屬の人気野菜です。真冬以外であれば、ホウレンソウの栽培期間は非常に短く、春まきで約30日から60日で、秋まきでも30日から120日で収穫できます。冬場に霜にあたると、おいしくなるので秋まきがおすすめです。土壌酸度は他の野菜より、さらにアルカリ性に傾いた土を好みます。植え付けの際は、石灰を多めに入れて、酸性に傾くのを防ぎましょう。酸性に環境では障害がてきます。

  1. 栽培は容易で栽培期間も短い(春まきで約30日から60日で収穫)
  2. 冬場に霜にあたると甘さが増しておいしくなる
  3. 種播きして、間引きながら栽培するのが一般的
  4. 酸性の土壌を嫌う

ホウレンソウの栽培カレンダー



ほうれん草の植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は15℃から20℃℃前後
  3. 発芽適温も15℃から20℃で25℃を超えると発芽率が低下する
  4. 連作障害:あり
  5. 輪作期間:1年
  6. ヒユ科の植物

日当たり

日向を好みます。

生育適温

生育適温は15から20℃前後です。冷涼な環境を好む野菜です。

連作障害

ヒユ科の植物で連作障害はあります。同じヒユ科の植物を1年から2年間育てていない場所に植えつけてください。ヒユ科の野菜が他にあまりないので、輪作計画は簡単です。

栽培期間

ほうれん草の栽培期間は、春植えで種まきから収穫まで30日から60日前後、夏秋播きで30日から120日前後です。

畑の準備

  1. 適正土壌酸度はPh6.5~7.0

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを、畑に多めに混ぜ込んで土壌酸度をアルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

土壌適正酸度

Ph6.5~7.0です。アルカリ性の土壌を好みます。酸性の土壌では栽培できません。必ず石灰を多めに混ぜ込んでおきましょう。

畝幅60cm~70cmくらいに条播きして栽培します。一般的に、成長とともに間引きして栽培していきます。

畑で栽培する場合は、敷き藁やマルチなどで栽培すると、土の跳ね返りを防ぎ、さらに雑草の繁殖を防いで除草の手間も省けます。

株間

  1. 株間は10cmから20cmで一本立ちさせる
  2. 条間は15㎝から20㎝とって条播きする

条間15cmから20cmで条播きして、株間は間引きながら最終的に10cmから20cm程度確保します。

種まきのコツ

  1. 条間15cm~20cmくらいで条播きする

畑に、棒状のもので、深さ1cmから2㎝くらいの植え溝を作ります。そこに種をパラパラと条播きして、土をかぶせて、鎮圧しておきます。そのあとは、成長とともに間引いて栽培していきます。

植え付けのコツ

  1. 苗からも栽培はできる(植え替えもできる野菜です)
  2. 株間を10cmから20cmで植え付ける
  3. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける
  4. どちらかとゆうと種から栽培するのほうが経済的です

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。苗を植え付けるときは、株間を10㎝~20㎝とって植え付けます。

ほうれん草の追肥

1回目の追肥は、草丈が10㎝くらいに成長したころに、条間に軽く化成肥料を与えます。そのあとは、株の生育を見て2週間位一度くらいの割合で追肥します。

  1. 肥料焼けしやすいの注意
  2. 1回目の追肥は、草丈10cmくらいに成長したころ
  3. 1回目の追肥後に軽く土寄せする
  4. 2回目以降の追肥は、株の生育を見て2週間に1度程度
  5. 追肥は条間に軽く行う
  6. 追肥は根を痛めないように、パラパラまいて軽く土になじませる

追肥の時期

1回目の追肥は、植え付けから約2週間後ごろ、草丈が10cmくらいに成長したころに与えます。

2回目以降は様子を見て追肥が必要と感じたら与えるぐらいで大丈夫です。

追肥の方法

追肥は、マルチなどがある場合は、軽くめくり上げて、条間に少量をまき、土寄せします。



ほうれん草の水やり・トンネル・支柱・間引きなどやその他の作業

  1. 乾燥しやすいので、栽培期間を通じて注意が必要
  2. 冬場はトンネル栽培が有効
  3. 間引きながら成長させていく

水やり

水やりは、乾燥したらたっぷり水やりしてください。苗が定着してからも、根張りが浅く、意外と乾燥しやすいので注意が必要です。日照りの時期には水やりが必要です。

土寄せ

強い茎を作るためにも、株が小さい頃は、追肥の際に軽く土寄せをしておきます。根を痛めないように注意が必要です。

支柱

必要ありません。

トンネル

冬場の積雪時などには、トンネル栽培が必要です。また春や秋にも害虫から守るために、不織布などでトンネルを作って栽培すると、効果的です。

その他の作業

特にありませんが、害虫や乾燥、土の跳ね返りなどで、病気の発生には気を付けてください。

間引き

間引きながら最終的に株間3㎝程度になるまで間引きます。



ほうれん草の収穫

ほうれん草の収穫時期の判断は、草丈を見ただけで分かるので簡単です。

  1. 種まきから収穫までは春まきで30日から60日、秋まきで60日から120日が目安
  2. 草丈が20㎝から25㎝くらいになったころが収穫適期です
  3. 収穫が遅れるとトウ立ちしてしまうので、早期収穫を心がける

収穫時期

種播きから収穫までの期間は、春まきで30日、秋まきで60日から100日前後です。品種によって若干の違いが出てきます。

収穫の目安

ほうれん草の草丈が20㎝から25㎝くらいに成長したころに収穫します。

収穫方法

収穫ハサミで根元から切り取るか、付け根をもって土か根ごと引き抜いてください。直根性で容易に引き抜けます。

春と秋に植えつけられる野菜カテゴリの最新記事