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ラッキョウ【辣韭】の育て方・植え付け、用土や株間、追肥や土寄せ、収穫などの栽培管理

ラッキョウ【辣韭】の育て方・植え付け、用土や株間、追肥や土寄せ、収穫などの栽培管理

ラッキョウ栽培の特徴

ラッキョウは感じで辣韭と書きます。辣韭はヒガンバナ科の多年生野菜です。一般的には、辣韭(らっきょう)の若どりをエシャレット呼んでいます。球根生の多年草で、1年目に収穫せずの栽培を続けると、2年目以降は、さらに分球して多くのラキョやエシャレットを収穫できますが、一つ一つの球根は小さくなります。

栽培はいたって簡単で、寒さには強く、積雪にも耐えます。どちらかとゆうと水はけのいい土を好みますが、あまり気にしなくても、用土は選びません。日向でも半日陰でも十分育てられます。

晩夏から秋口に、球根が店頭に並びます。球根から栽培を開始するのが一般的です。

  1. 球根性の多年草で、分球して育ちます
  2. 2年目以降も収穫せずに栽培を続けるとさらに多く分球する
  3. 早どりのラキョウをエシャレット呼びます
  4. 栽培は安易で、寒さにも強く、手間いらずで用土を選ばない
  5. 半日陰でも十分育つ
  6. 秋口、球根の植え付けから栽培が始まる

ラッキョウの栽培カレンダー

ラッキョウの植え付け

栽培環境

  1. 日向でも半日陰でも栽培できる
  2. 生育適温は18℃~22℃くらい
  3. 連作障害:おこりにくい
  4. ヒガンバナ科の植物

日当たり

日向でも半日陰でも栽培できます。

生育適温

18℃~22℃前後で、秋口に植えつけて、冬越しして春に収穫します。積雪にも耐えてる強靭な野菜です。

連作障害

ヒガンバナ科の植物で比較的、連作障害がおこりにくいとされています。

栽培期間

ラッキョウの栽培期間は非常に長く、定植から収穫まで約210日前後でエシャレットが収穫できます。ラッキョを収穫するまでには、さらに2カ月ぐらいかかります。収穫せずに2年目以降栽培を続けることもできます。

畑の準備

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱酸性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

  1. 適正土壌酸度はPh5.5~6.0

土壌適正酸度

Ph5.5~6.0

畝幅60cm~70cmくらいで高畝が好ましい。栽培期間が非常に長いので、畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると手間が省けます。

株間

  1. 株間・条間は10cmから15cm

球根は横に増えていきますが、粒が小さく、草丈の30cm程度と低く、密集させて植え付けても大丈夫です。株間は、あまり必要なく10cmから15cmくらいで十分です。

植え付けのコツ

  1. 生長点(とがったほう)を上にして植え付ける
  2. 1球づつ植え付ける
  3. 植え付けを深くすると長いエシャレットができる
  4. 浅植えすると丸いエシャレットができる
  5. マルチ越しに畑に、丸い棒で10cmくらいの穴を開けて植え付けると簡単

深さ8cm~10cmくらいの穴をあけて、土が3cm~5cmくらいかかるくらいに植えつけます。浅植えすると丸いエシャレットができ、5㎝くらい土をかぶせて栽培すると細長いエシャレットや辣韭が収穫できます。

丸い棒状のも(支柱など)の10mのところにしるしをつけて、棒をマルチの上から土中に垂直に突き刺して穴をあけて、そこに1球づつ球根を植えていくと定植は効率的になります。

植え付けた後は、球根に土をかぶせて埋めて、さらに鎮圧してください。

ラッキョウの追肥

追肥しなくて大丈夫ですが、葉の様子を見て、色が薄かったり勢いがない場合は追肥します。

  1. 基本的に追肥は必要ない
  2. 葉の色が薄かったり勢いがないときは追肥する
  3. 追肥するときは年に2回
  4. 1回目の追肥は、植え付けから1か月目
  5. 2回目はの追肥は2月ごろ
  6. 追肥は化成肥料をパラパラとまくだけでよい

追肥の時期

追肥する場合は、植え付けから1っか月後の10月ごろに1回と、年明けの2月ごろに1回、年間で2回施肥します。

追肥の方法

10月~11月ごろに1回と、2月に1回化成肥料を畑にパラパラまくだけで大丈夫です。

マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。



ラッキョウの土寄せ・支柱・間引き・受粉などやその他の作業

  1. 手間いらずで、ほとんど放任できる
  2. 栽培期間が非常に長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
  3. 追肥の時には、少しマルチを広げて施肥する

土寄せ

ラッキョウは、成長すると球根部(食べるとこと)が大きくなって土から外に出てくることがあります。球根部が光に当たると硬くなるので、軽く土寄せをして球根部が出てこないようにしましょう。土寄せは、追肥の時に行います。

支柱

必要ありません。

間引き

必要ありません。

人工受粉

必要ありません。

その他の作業

年に2回の追肥の際は、マルチの植穴を少し大きくし広げてやると追肥しやすくなります。



寒さには強く積雪にも耐え、トンネルなどの防寒は必要ありません。夏場は、地上部が枯れて土中で休眠するので、放置しても構いません。栽培管理は1年を通していたって簡単です。

ラッキョウの収穫

ラッキョウ栽培で、一番手間がかかるのが収穫作業かもしれません。一つ一つのラッキョウが小さくて、たくさんあって、さらにその一つ一つにたくさんの根が付いています。収穫の時に、その一つ一つから根を切り取らなくてはならず、たくさんの収穫があるときは大変な作業です。

  1. 収穫期は3月末から4月ごろ
  2. 植え付けから210日前後で収穫できる
  3. 植え付け日から逆算してあらかじめ収穫日を決めておくとよい

収穫時期

5月~6月ごろが収穫期です。

収穫の目安

球根が土中にあるので、収穫時期の判断がむずかしい野菜です。地上部の状態などで、ラッキョウの収穫時期の判断はできません。(厳密にはできますが)収穫時期が近ずくとテストで一つ抜いてみるのも手ですが、もったいないので、あらかじめ植え付けた日から逆算した収穫日の目安を決めておくと比較的無駄なく収穫できます。

収穫時期が近ずくと葉が枯れだして倒れてくるので、葉を見て収穫時期を判断することが出来ます。

収穫方法

スコップなどで、球根を傷つけないように注意して、軽く掘り起こして、土中から抜き取ります。スコップは、株からかなり離れたところから掘り起こさないと、容易にラッキョウを痛めてしまします。注意が必要です。ラッキョウ栽培で一番難しいのは、収穫の方法かもしれません。慎重に行ってください。収穫したラッキョウは、軽く水洗いして土を落としてから、包丁で根をとります。

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