大根栽培の特徴
ダイコンは、アブラナ科の野菜です。カブなどと同様に苗の植え付けからは育ちにくく、通常は種まきから育てます。夏の終わりから秋に種まきして、晩秋から冬に収穫しする秋まきと、春に種まきする春まきがありますが、秋から冬の栽培がおすすめです。秋まきのほうが、害虫の被害も少なく栽培も容易で、霜をかぶると糖度が増すので、味もおいしく栽培できます。
ダイコンには、さまざまな品種があります。肥大した根が地上部に一部せりあがって成長する青首ダイコンなどが育てやすくておすすめです。
- 秋冬の栽培が味がよく育てやすい
- 種まきからのみ栽培できる(苗を移植しても根茎部が肥大しない事が多い)
- 間引き苗はダイコンの葉(間引き大根)として収穫
- アブラムシやヨトウムシの発生に注意
ダイコンの栽培カレンダー
種まきは、春と秋の2回できますが、秋まきがおすすめです。苗を移植しても、根茎部分が肥大しないので必ず種まきから栽培しましょう。
ダイコンの植え付け
※上の写真では密集していますが、間引いていって株間を確保する予定です。
栽培環境
- 日向を好む
- 発芽適温は20℃~25℃
- 生育適温は15℃~20℃くらい
- 連作障害:影響が少ない
- アブラナ科の植物
- 輪作期間:0年から2年
- 畑は最低でも30㎝~40cmくらいの深さまで耕しておく
日当たり
日向を好む野菜です。
生育適温
15℃~20℃前後で、春まきと秋まきができます。種の発芽には20℃から25℃の気温が必要です。
連作障害
アブラナ科の植物で、連作障害が比較的出にくい野菜です。輪作する際は1年から2年アブラナ科の野菜を栽培していない畑で栽培するのが好ましいい用です。
栽培期間
種播きから収穫まで約60日~180日です。間引きながら栽培して、間引いた苗は、カブの葉として利用できます。
畑の準備
植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。
堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。ダイコンは地中に深く成長していきます。最低でも30㎝~40㎝くらいの深さまで耕しておきましょう。
- 適正土壌酸度はPh5.5~6.5
土壌適正酸度
Ph5.5~6.5
畝
畝幅60cm~70cmくらいの普通の畝にマルチを張って、点播きする
株間
株間は品種によって20cm~30cmで十分です。
- 株間・条間は20cm~30cm
カブの追肥
ダイコンは、2回の追肥を行います。本葉が成長してくるころ、1回目の間引きを主ないますが、そのころ1回目の追肥を行います。その後2回目の間引きの際のもう一度追試してやります。
- 追肥は2回行う
- 1回目の間引きの時に約50gの化成肥料を与える(本葉2~3枚のころ)
- 2回目の間引きの時に同じように2度目の追肥を行います
- 追肥とともに軽く土寄せしてください
追肥の方法
間引きの時に株元に約50gの化成肥料を施して軽く土寄せしておきます。
ダイコンのトンネル・支柱・間引き・受粉などやその他の作業
- 害虫の被害防止と積雪の被害を予防する目的でトンネル栽培が有効です
- 間引きながら栽培します
不織布などでトンネル栽培すると害虫の飛来や積雪の被害を予防できます。
支柱
必要ありません。
間引き
間引きながら栽培していきます。
受粉
花が咲く前に収穫してください。
その他の作業
特にありません。
ダイコンの収穫
根の部分が肥大して、地上に出てきて膨れてくるので、適当な大きさに育って物から集荷していきます。三浦大根などの肥大した根の部分が、地上に出てこない品種は、収穫時期の判断が難しいので、種まきした日から逆算して収穫日を決めておくとよいでしょう。
- 地上に出た根の部分がが大きく育ってきたものから収穫する(青首品種などの場合)
- 栽培と州で間引いた苗はダイコンの葉として利用できる
- 種播きした日から逆算して、あらかじめ収穫日を予定しておくと便利です
収穫時期
品種によって、種まきから60日から180日くらい。
収穫の目安
肥大した根が、地上に上がってくるので、収穫の目安は難しくはありません。(青首品種)地上部に根が上がってこない品種は、収穫の目安が見た目ではわかりません。種まきの日から逆算してある程度の収穫予定日を、あらかじめ決めておくことが必要です。収穫期を逃してしまうと、ダイコンにすが入ったり、亀裂が入ったりしてしまいます。
収穫方法
茎と葉の付け根あたりをもって、上に引き抜きます。
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