ニラ栽培の特徴
ニラはヒガンバナ科の多年生野菜です。1年目に収穫を、控えめに栽培を続けると、2年目以降は、さらに分球して多くのニラを収穫できます。ニラは多年草で、一度定植すると毎年収穫することができます。
おなじヒガンバナ科のラキョウなどと違い、一般的に種から栽培を開始します。またプランターでも十分栽培できます。
- 一度植え付けると、球根性の多年草で、毎年収穫できる
- 栽培は安易で、冬は地上部は枯れてなくなります
- 半日陰でも十分育つ
- 一般的に種まきから栽培を始めることが多い
- プランター栽培にも向いている
ニラの栽培カレンダー
ニラの植え付け
栽培環境
- 日向でも半日陰でも栽培できる
- 生育適温は15℃~25℃くらい
- 連作障害:おこりにくい
- ヒガンバナ科ネギ屬の植物
日当たり
日向でも半日陰でも栽培できます。
生育適温
15℃~25℃前後で、冬場は地上部が枯れて、積雪にも耐えてる強靭な野菜です。
連作障害
ヒガンバナ科の植物で比較的、連作障害がおこりにくいとされています。
栽培期間
ニラの栽培期間は非常に長く、冬場は地上部が枯れますが、春にはまた、新しい芽が出てきます。一度植え付けると、簡単に何年も収穫できる野菜です。
畑の準備
植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。
堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。
- 適正土壌酸度はPh6.0~6.5
土壌適正酸度
Ph6.0~6.5
畝
畝幅60cm~70cmくらいで高畝が好ましい。栽培期間が非常に長いので、畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると手間が省けます。家庭菜園では、プランター栽培がおすすめです。
株間
- 条間は30㎝~40cm必要です
- 株間は20cmくらいです
球根性で横に増えていきますが、粒が小さくさらに、草丈は15cmから30cm程度と低く、密集させて植え付けても大丈夫ですが畑に植えつけるときは、条間30㎝くらいとって植え付けます。株間は、あまり必要なく20cmくらいで十分です。
植え付けのコツ
- 苗が20cmくらいの時に定植する
種まきから育てることが多いのですが、苗からも定植することができます。苗から育てるときは、草丈が20㎝くらいのものを植え付けます。
種まきのコツ
- 点播きします
種まきは株間20cmくらいとって、1か所に5粒ほど点播きします。種まきの後は、1cmから2cmくらい土をかぶせて、さらに鎮圧してください。
ニラの追肥
ニラはあまり肥料を必要としませんが、定期的な追肥としては、毎回収穫の後に御礼肥を、また毎年2月ごろに寒肥を与えます。年に何回か収穫できるので、御礼肥は、収穫の都度行います。
- 基本的に追肥は必要ない
- 葉の色が薄かったり勢いがないときは追肥する
- 追肥するときは年に2回
- 1回目の追肥は、植え付けから1か月目
- 2回目はの追肥は2月ごろ
- 追肥は化成肥料をパラパラとまくだけでよい
追肥の時期
お礼肥
収穫後にお礼肥として毎回追肥と土寄せを行います。追肥の量はプランター栽培の場合。標準プランター1つに対して化成肥料約10g程度です。畑の場合は1平方メートル当たり70~100gくらいです。
寒肥
2年目に冬から2月ごろ寒肥として油粕や鶏糞をカブ元にまいて土をかぶせておきまます。
追肥の方法
プランターや畑にパラパラまくだけで大丈夫です。
マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。
ニラのトンネル・支柱・間引き・受粉などやその他の作業
- 手間いらずで、ほとんど放任できる
- 栽培期間が非常に長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
- 追肥の時には、少しマルチを広げて施肥する
土寄せ
ニラは、定期的に土寄せしてしっかりした株を育てましょう。土寄せは、追肥の時に行います。
支柱
必要ありません。
間引き
必要ありません。
人工受粉
必要ありません。
花芽摘み
花芽が出てきたら早めに摘み取りましょう。余計な養分を花にとられないようにしてください。
その他の作業
年に2回だけ追肥の際は、マルチの植穴を少し大きくし広げてやると追肥しやすくなります。
寒さには強く積雪にも耐え、トンネルなどの防寒は必要ありません。冬場は、地上部が枯れて土中で休眠するので、放置しても構いません。栽培管理は1年を通していたって簡単です。
ニラの収穫
ニラの収穫は簡単です。随時、ある程度葉が成長した時に、地面からを1cmほど残したところで切り取って収穫します。
- 収穫期は5月から9月ごろ
- 毎年収穫できる
- 花芽は花が咲く前に切り取る
収穫時期
毎年、5月~8月か月ごろが収穫期です。
収穫の目安
葉茎の長さが25㎝~40cmくらいに成長したころに収穫します。
収穫方法
成長した葉茎を、地上から1cmほど残してはさみで切り取ります。切り取ったところが生長点となって、新たに新芽が伸びてくるので、それを育てて次回収穫していきます。
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