パセリ栽培の特徴
パセリはセリ科の野菜で、野菜には珍しく2年草です。パセリには葉がちじれた縮葉種と、葉が平らな平葉種の2種類があります。ハーブとして有名なコリアンダーは、パクチーとも呼ばれるパセリの一品種です。
連作障害も比較句的おこりにくい野菜で、日向でも半日陰でも栽培できますがどちらかとゆうと、半日陰を好みます。
パセリは2年草で、年をまたいで長く栽培できます。生育の適温は15℃から20℃です。比較的冷涼(熱くもなく寒くもない)な気候を好みますが、耐寒性もあります。冬場は一時休眠しますが、温かくなるとまた茂りだします。
パセリはプランターでも簡単に栽培しやすい野菜です。パセリはまた、家庭菜園では単体で栽培されるより、トマトなどとの相性が非常によく、コンパニオンプランツとして多く利用されています。
- 日向でも半日陰でも育つ(半日陰を好む)
- 栽培は安易で耐寒性もあり冬越しできる
パセリの栽培カレンダー
パセリの植え付け
栽培環境
- 日向でも半日陰でも栽培できる(半日陰を好む)
- 生育適温は15℃~20℃くらい
- 連作障害:おこりにくい
- セリ科の植物
日当たり
半日陰を好みます。
生育適温
15℃~20℃前後で、冬場は地上部は枯れますが、春から夏に葉また茂りだします。発芽気温も20℃から25℃前後です。
連作障害
セリ科の植物で比較的、連作障害がおこりにくいとされています。
栽培期間
パセリの栽培期間は長く冬越しして栽培を続けられます。種まきから収穫までは約30日前後で、うまくやると、摘み取りながら大変長く栽培を続けることができます。収穫終了後も開花させてそのまま種を作ると、来年もこぼれた種が自然に発芽して、新しい株を作ることもできます。
畑の準備
植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。
堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。
- 適正土壌酸度はPh6.0~6.5
土壌適正酸度
Ph60.~6.5です。弱酸性の土壌を好みます。
畝
畝や土質は特に選ばず、畝幅60cm~70cmくらいにいくつも栽培できます。
栽培期間が長いので、畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると手間が省けます。
株間
- 条間は20㎝から25cm
- 株間は最終的に20cmから25cmくらい
あまり込み合って植え付けると、害虫が発生しやすくなります。風通しには注意して株間をとってください。
種播きのコツ
- 発芽には10日から15日かかります
- 好光性種子のため光がなければ発芽しません
- 発芽には水分と気温の上昇が必要
- 条間20cnから25cmで、1cm間隔に条播き
種まきのコツ
特に難しいことはありませんが、発芽には十分な気温の上昇と光と水が必要です。好光性種子といって、紫蘇などと同じで、光がなければ発芽しません。種から育てるときは、種の上から土を軽くかぶせる程度で、あまり土をかぶせてしますと発芽しません。
種まきの方法は、条間20cnから25cmで、1cm間隔に条播きして間引き栽培し最終的に20cmから25cmの株間にして育てます。
植え付けのコツ
- 苗からも栽培はできる(植え替えもできる野菜です)
- 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける
- 大きな株の植え替えは難しい
植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。
パセリはニンジンのように直根性の野菜です。太い根が1本まっすぐ地中に伸びていきますので、あまり株が大きくなってからの植え替えは、根を切り落としてしまい、なかなか根付かない場合があります。大株の植え替えは避けましょう。
パセリの追肥
草丈が15cm~20cmに成長したころから追肥をします。
- 草丈が15㎝~20cmのころから追肥する
- 2回目からは2週間に1回のペースで栽培終了まで追肥する
- 追肥量はいずれも一株当たり40gが目安です
追肥の時期
株の成長によって追肥の時期を判断してください。草丈が15㎝~20㎝になったころから追肥を始めます。追肥は、栽培の終了まで定期的に行いますが、冬場の休眠期は追肥をやめて、春から夏の成長期に再び追肥を始めます。
追肥の方法
株元に約40g、軽く少なめに片手一握り程度を株元にまいて、軽く土寄せしておきます。
マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。
パセリの水やり・土寄せ・支柱・間引きなどやその他の作業
- 栽培期間が非常に長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
- 水分を欲しがる野菜です
- 水きれには注意が必要です
水やり
乾燥に注意してください。表面が乾いたらたっぷり水やりしてください。
土寄せ
強い株を作るためにも追肥の際に、軽く土寄せをしておきます。
支柱
支柱などは、特に必要ありません。
間引き
こぼれた種から育てるときや、ポットに種まきして育てるときも、間引いて最終的に1本立ちの苗にして栽培します。
人工受粉
必要ありません。自然に受粉しやすい花です。
主枝を切ってやると脇芽が1節に2本づつ育ち始めます。出てきた脇芽も同じように摘芯しながら育てていきます。
その他の作業
追肥の際は、マルチの植穴を少し大きくし広げてやると追肥しやすくなります。
パセリの収穫
パセリの収穫は、葉が茂りだしてある程度大きくなったら、株を真上から見て、中心にある生長点を残して、株の外回りの葉から順に収穫していきます。すべての葉を収穫してしますと、光合成ができなくなるので、株の成長のバランスを見ながら収穫していきます。しばらくするとまた、葉が茂りだしますので、収穫は何度もできます。
- 株の外回りの葉を収穫していく
- 全ての葉を収穫しない
収穫時期
種まきから30日前後から収穫できます。
収穫の目安
パセリの収穫は、葉が茂りだしてある程度大きくなったら収穫を始めます。
収穫方法
株を真上から見て、中心にある生長点を残して、株の外回りの葉から順に収穫していきます。すべての葉を収穫してしますと、光合成ができなくなるので、株の成長のバランスを見ながら収穫していきます。しばらくするとまた、葉が茂りだしますので、収穫は何度もできます。
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