わたしの家庭菜園手帳

ゴーヤの育て方・種播きと植え付け、用土、株間、支柱、摘芯、誘引、追肥や収穫などの栽培管理

ゴーヤの育て方・種播きと植え付け、用土、株間、支柱、摘芯、誘引、追肥や収穫などの栽培管理

ゴーヤ栽培の特徴

ゴーヤは、ウリ科の人気野菜です。南国沖縄の郷土野菜の一つとして大変、知名度が高い野菜です。栽培は容易で人口受粉なども必要なく、葉が生い茂ることから、近年では緑のカーテンとしても、よく栽培されています。実の形や色が異なるいくつかの品種が存在し、苦みなどの味も異なります。

  1. 葉が茂るのでカーテンを作ることができる
  2. 受粉などは必要ない
  3. 支柱とネットが必要
  4. 種まきからも育てられる

ゴーヤの栽培カレンダー



ゴーヤの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は20℃から30日℃前後
  3. 連作障害:出にくい野菜ですが1年開けると安心です
  4. ウリ科の野菜

日当たり

日向を好みます。

生育適温

生育適温は20から30℃前後です。気温の高い環境を好む野菜です。

連作障害

ウリ科の植物ですが、比較的連作には強く、連作障害は出にくい野菜です。しかし、数ねん同じところで育てていると、それはあまりよくないので、数年栽培して、気になるようならば、同じウリ科の植物を1年から2年間育てていない場所に植えつけてください。

栽培期間

ゴーヤの栽培期間は、苗の定植から収穫まで120日前後です。

畑の準備

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~7.0

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性からアルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

土壌適正酸度

Ph60.~7.0です。弱アルカリ性の土壌を好みます。

畝幅60cm~70cmくらいに1列に植え付けます。

畑で栽培する場合は、敷き藁やマルチなどで栽培すると、土の跳ね返りを防ぎ、さらに雑草の繁殖を防いで除草の手間も省けます。

株間

  1. 株間は100cmくらい必要です

子づるを育てます。横に広がるので、立体栽培でも株間は100㎝くらい必要です。

種まきのコツ

  1. 発芽させるために種の爪を割る
  2. 1昼夜水につけておいてから播く

種まきをする前に、種の爪を、爪切りなどで割っておきます。また、前日より水につけておいて、発芽を促進してやります。

植え付けのコツ

  1. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。

ゴーヤの追肥

ゴーヤは、肥沃な土を好みます。長浅く広く育つので、肥料焼けに注意が必要です。少量(化成肥料50gから70g)をこまめに追肥することをお勧めします。

1回目の追肥は、定植から2週間後くらいに行います。

  1. 肥料焼けしやすいの注意
  2. つるボケに注意
  3. 1回目の追肥は、定植から2週間程度たったころ
  4. 1回目の追肥後に軽く土寄せする
  5. 2回目以降の追肥は、株の生育を見て2週間に1度程度
  6. 追肥は根を痛めないように、株元や実のそばに、パラパラまいて軽く土になじませる

追肥の時期

1回目の追肥は、植え付けから約2週間後ごろに与えます。

2回目以降は様子を見て2週間おきに少量を与えます。

追肥の方法

追肥は、マルチなどがある場合は、軽くめくり上げて株元にパラパラまくように行います。その後は外周に向かって追肥の位置を変えていくと良いでしょう。



ゴーヤの水やり・支柱・間引きなどやその他の作業

  1. 根張りが浅く、乾燥しやすいので、栽培期間を通じて注意が必要
  2. つるの剪定と誘引が必要です
  3. 受粉は必要ありません

水やり

水やりは、乾燥したらたっぷり水やりしてください。苗が定着してからも、根張りが浅く、意外と乾燥しやすいので注意が必要です。日照りの時期には水やりが必要です。

土寄せ

強い茎を作るためにも、株が小さい頃は、追肥の際に軽く土寄せをしておきます。根を痛めないように注意が必要です。

支柱

支柱とネットが必要です。合掌型などの支柱にきゅうりネットなどに誘引していきます。



ゴーヤの仕立て方

つるの選定作業

ゴーヤは放任してもある程度育ちますがより効率よくつるをのばし、花を咲かせる為に主枝(親づる)の剪定をします。ゴーヤには雄花(おばな)と雌花(めばな)がありますが、親づるにはあまり雌花が付かず、子づるにおおく付く性質があります雌花を多く咲かせるには子づるをのばす必要があります親づるを摘芯して成長を止めてやると、子づるの成長が盛んになります。実をたくさん収穫するためには、真夏の高温期までに葉をたくさん茂らせておく必要があります親づるは本葉4から5枚の時に摘芯します。

  1. 親づるは本葉4から5枚の時に摘芯します。
  2. 子づるは元気のいい3本を残してそのほかは摘み取ります。
  3. 孫つるは放任します。
  4. 収穫したらそのつるとすぐ下のつるを取り除きます。

ゴーヤの収穫

ゴーヤの収穫時期の判断は、意外と難しく収穫が遅れると、中身が熟してしまって、食べられなくなります。

外から見たら大丈夫そうに見えても、中が熟してきているものもあるので、早期収穫が大切です。

  1. 収穫が遅れると中身が熟してしまう
  2. 開花から20日前後で収穫期を迎える
  3. 品種によって大きあが違うので、その品種にあった大きさに成ったら収穫する

収穫時期

ゴーヤは開花から20目くらいに収穫します。収穫時期が遅れると、中身が熟れて種を作り出します。早期収穫が大切です。

収穫の目安

ゴーヤの大きさは品種によって様々です。育てている品種にあったサイズに成ったら出来るだけ早く収穫してください。

収穫方法

収穫ハサミで実を切り取ります。養分を次の実に集中させるために、収穫したつると、その下のつるは剪定しながら収穫していきます。分りにくい場合は放任しても育てられます。

 

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