わたしの家庭菜園手帳

バジル(スイートバジル)の育て方・種まき植え付け、用土や株間、追肥や摘芯、収穫などの栽培管理

バジル(スイートバジル)の育て方・種まき植え付け、用土や株間、追肥や摘芯、収穫などの栽培管理

バジル(スイートバジル)栽培の特徴

バジルはシソ科メボウキ屬のハーブで、多年草ですが日本では、寒さに弱く冬越しできないので1年草として扱われています。バジルには意外と種類が多いのですが、一般的にジェノベーゼソースなどに使われる、スイートバジルを称してバジルと呼んでいます。

連作障害も比較句的おこりにくい野菜で、日向を好みますが半日陰でも栽培できます。

栽培は難しくはありませんが、唯一の弱点は害虫の被害です。きれいな葉を収穫したくても、害虫などに食われて穴が開いてしまう事が多い野菜です。しかも食材として利用する部位が葉なので、あまり薬剤も使いたくないので、害虫駆除が最大のポイントといっても過言ではありません。

スイートバジルはプランターでも簡単に栽培しやすい野菜です。

  1. 日向を好みます
  2. 栽培は安易でだが、害虫の被害に敏感

バジル(スイートバジル)の栽培カレンダー



バジルの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は15℃~28℃くらい
  3. 連作障害:おこりにくい
  4. シソ科の植物

日当たり

日向を好みます。

生育適温

15℃~28℃前後で、霜にあたると枯れてしまします。発芽気温も20℃以上です。

連作障害

シソ科の植物で比較的、連作障害がおこりにくいとされています。

栽培期間

バジルの栽培期間は約90日前後で、うまくやると、3カ月くらいは摘み取りながら栽培を続けることができます。収穫終了後も開花させてそのまま種を作ると、来年もこぼれた種が自然に発芽して、新しい株を作ることもできます。

畑の準備

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~6.5

土壌適正酸度

Ph60.~6.5です。弱酸性の土壌を好みます。

畝や土質は特に選ばず、畝幅60cm~70cmくらいにいくつも栽培できます。

栽培期間が意外と長いので、畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると手間が省けます。

株間

  1. 条間は40㎝・株間は40cmから50cm

あまり込み合って植え付けると、害虫が発生しやすくなります。風通しには注意して株間をとってください。

種播きのコツ

  1. 発芽には10日から15日かかります
  2. 好光性種子のため光がなければ発芽しません
  3. 発芽には水分と気温の上昇が必要

種まきのコツ

特に難しいことはありませんが、発芽には十分な気温の上昇と光と水が必要です。好光性種子といって、紫蘇などと同じで、光がなければ発芽しません。種から育てるときは、種の上から土を軽くかぶせる程度で、あまり土をかぶせてしますと発芽しません。

植え付けのコツ

  1. 苗からも栽培はできる(植え替えもできる野菜です)
  2. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。

バジルの追肥

草丈が15cm~20cmに成長したころから追肥をします。

  1. 草丈が15㎝~20cmのころから追肥する
  2. 2回目からは2週間に1回のペースで栽培終了まで追肥する
  3. 追肥量はいずれも一株当たり50gが目安です

追肥の時期

株の成長によって追肥の時期を判断してください。草丈が15㎝~20㎝になったころから追肥を始めます。追肥は栽培の終了まで定期的に行います。

追肥の方法

株元に約50g、軽く片手一握り程度を株元にまいて、軽く土寄せしておきます。

マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。



バジルの水やり・土寄せ・支柱・間引き・摘芯などやその他の作業

  1. 栽培期間が非常に長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
  2. 主枝を摘芯して、脇芽を出して葉を増やすと多収穫できる

水やり

乾燥に注意してください。表面が乾いたらたっぷり水やりしてください。

土寄せ

強い茎を作るためにも追肥の際に、軽く土寄せをしておきます。

支柱

茎は細いのですが、葉も軽いし大きな実もできません。支柱などは、特に必要ありません。

間引き

こぼれた種から育てるときや、ポットに種まきして育てるときも、間引いて最終的に1本立ちの苗にして栽培します。

人工受粉

必要ありません。自然に受粉しやすい花です。

摘芯

草丈が20㎝を超えたころ、主軸の先端を摘芯して脇芽を育てていくと多収穫になります。3節から5節目くらいの葉が二つ出ているあたりの上を切ります。

主枝を切ってやると脇芽が1節に2本づつ育ち始めます。出てきた脇芽も同じように摘芯しながら育てていきます。

その他の作業

追肥の際は、マルチの植穴を少し大きくし広げてやると追肥しやすくなります。



バジル(スイートバジル)の収穫

バジルの収穫は、成長した葉を1枚づつはさみで収穫するか、いくつかの葉の付いた茎を摘芯するように積摘み取って収穫します。長く置いておくとすぐムシに食われます。注意して早期収穫を心がけましょう。

 

  1. 成長した葉をはさみで1枚づつ収穫する
  2. 葉付いた茎を、摘芯するように摘み取る
  3. ムシに食われる前に早期収穫が好ましい

収穫時期

種まきから60日前後から収穫できます。

収穫の目安

本葉10枚くらいになったころに下葉から収穫していきます。葉が大きくなったものから収穫していくといいでしょう。葉が増えてくると摘芯もかねて、葉が複数付いた茎ごと摘み取って収穫することができます。

収穫方法

葉や、葉が複数付いた茎を摘み取りながら栽培を続けていくと長く栽培できます。

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