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ササゲの育て方(三尺ササゲ)・種まき植え付け、用土、株間や支柱、追肥や収穫などの栽培管理

ササゲの育て方(三尺ササゲ)・種まき植え付け、用土、株間や支柱、追肥や収穫などの栽培管理

ササゲ栽培の特徴

ササゲ(三尺ササゲ)は、スナップエンドウなどと同じマメ科の野菜です。5月ごろに種播きや苗を植えつけて、夏に栽培する野菜です。ササゲはインゲンマメの品種です。

品種によって、あまりつるが伸びないのもありますが、一般的に1mから2mくらいつるが伸びます。栽培には、支柱が必要です。つるボケを起こしやすいので、チッソ系の肥料を多くやることは厳禁です。

  1. 5月に植えつけ、夏に収穫
  2. つる性の植物で、支柱が必要
  3. つるボケを起こしやすい
  4. 追肥はあまり必要としない
  5. 連作障害をおこしやすい

ササゲの栽培カレンダー



ササゲの植え付け

栽培環境

  1. 日向を好む
  2. 生育適温は20℃~30℃くらい
  3. 連作障害:あり
  4. マメ科の植物
  5. 輪作は2年~3年あける

日当たり

日向を好みます。

生育適温

20℃~30℃前後です。暑さには強く夏に栽培する野菜です。

連作障害

マメ科の植物で、連作障害があります。同じマメ科の植物を2年から3年間育てていない場所に植えつけてください。

栽培期間

ササゲの栽培期間は、約150日前後で、種まきから収穫までは、90日前後です。開花からは10日から15日で収穫できるように成長します。

畑の準備

  1. 適正土壌酸度はPh6.0~7.0

植え付けの2週間前くらいに苦土石灰や、消石灰などを畑に混ぜ込んで土壌酸度を弱アルカリ性に調整しておきます。植え付けい週間前までに、堆肥と元肥を施してよく耕しておきます。



堆肥と元肥には、牛糞や豚糞に鶏糞、化成肥料などを混ぜて使用するとよいでしょう。

土壌適正酸度

Ph6.0~7.0です。弱アルカリ性の土壌を好みます。

畝幅60cm~70cmくらいに2列で栽培することが可能です。合掌型の支柱を立てると効率よく収穫できます。

畑で栽培する場合は、マルチなどで雑草の繁殖を防いで栽培すると除草の手間が省けます。

株間

  1. 株間は30cmから40cm
  2. 条間は約60cmくらい

あまり込み合って植え付けると、害虫が発生しやすくなります。風通しには注意して株間をとってください。

種まきのコツ

  1. 種まきの時は、ポットにまくか直接畑に、3粒ぐらい点播きして1cmほど盛り土しておく
  2. 発芽には20℃から25℃が必要です

ポットにまく場合は、3粒づつ播いて1cmくらい盛り土してたっぷり水を与えてください。そのあと、本葉2枚から3枚の時に2本立ちにして、最終的には2本のうちどちらかを残して、1本立ちにして栽培していきます。発芽には20℃から25℃の気温は必要です。

植え付けのコツ

  1. 苗植え付け器などで、マルチの上から穴をあけて、水を注いでしばらく待ってから植え付ける

植え付けは、通常通りで、植穴に水を入れて、水が土に浸透してから苗を植え付けます。

ササゲの追肥

ササゲの根は、比較的浅く横に広がっていきます。肥料焼けには注意が必要です。

ササゲは、あまり肥料を必要としません。追肥は年内に2回だけ行います。1回目の追肥は、本葉2枚から3枚のころ、2回目は本葉5枚から6枚のころです。いずれも約30g(少な目)の化成肥料を株元に与えます。その時軽く土寄せして起きてください。

  1. 追肥の時は肥料焼けに注意
  2. あまり肥料を必要しない
  3. 追肥は年内に2回だけ
  4. 1回目の追肥は本葉が2,3枚程度のころ
  5. 2回目の追肥は本葉5,6枚のころ
  6. 追肥量はいずれも一株当たり30gから40g(少な目)が目安です
  7. 追肥は根を痛めないように、株元にパラパラまいて軽く土になじませる

追肥の時期

1回目の追肥は、本葉が2,3枚ぐらいにそろってきた頃です。

2回目の追肥は、そのあとは本葉5,6枚になるころです。

以降は株の様子を見て、2週間に一度くらいで追肥します。

追肥の方法

根が浅く横の広がって成長します。根を痛めやすいので、肥料焼けや根を傷つけないように注意してください。追肥する際は、化成肥料を株元に約30gから40g、軽く片手一握り程度を株元に播いて、土となじませて軽く土寄せしておきます。2回目以降に追肥する場所は、外に向かって広げていくと良いでしょう。



マルチを利用している場合は、植穴を少し広げてやると、そこから追肥することができます。

三尺ささげの水やり・トンネル・支柱・間引きなどやその他の作業

  1. 栽培期間が長いので、マルチなどで雑草の侵入を防ぐと除草の手間が省ける
  2. 種が発芽するまでは防鳥対策をしておいたほうが安心です
  3. 支柱とネットが必要です

水やり

水やりは、種播きから苗が完全に定着するまでの間、乾燥したらたっぷり水やりしてください。苗が定着してからは、水やりは必要ありません。

土寄せ

強い茎を作るためにも、株が小さい頃は、追肥の際に軽く土寄せをしておきます。根を痛めないように注意が必要です。

支柱

支柱は春に目が大きくなってきたら立てると良いでしょう。合掌型か、垂直に複数の支柱を立てて、ネットを張ります。

トンネル

防鳥対策として、発芽して苗がある程度大きくなるまでは、不織布などでカバーして栽培する事をお勧めします。

間引き

種まきから育てる場合は、間引きながら1本立ちにして苗を作ります。

その他の作業

特にありません。栽培はいたって簡単です。初心者の方にもおすすめできる野菜です。



ささげの収穫

ササゲの収穫は簡単で、さやが長くなってきたら収穫していきます。

開花から約10~15日が収穫適期です。開花日を記録しておくと、初めはわかりやすいのですが、あとは、大きさで判断しなければいけません。

  1. 開花から10日から15日を目安に大きく長くなったら収穫する
  2. 収穫気を逃すと、枯れて種ができる
  3. 種ができてしまう前に、早期収穫を心がける

収穫時期

夏に収穫します。種まきから約90日で収穫期を迎えます。

収穫の目安

開花から約10日から15日収穫できます。ササゲはさやの長さが特徴です。さやが30cm殻40cmくらいの長さで、適当な太さになっていれば収穫してください。

収穫方法

収穫ハサミで摘み取って収穫します。

 

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