「健康にいい」とか「美容にいい」とかで最近かくれたブームになっていた甘酒。
実際に体にどうかは別として、実際、たまに飲むとおいしいですね。
ブーム?そういえば、毎年冬場になると、スーパーに行けば必ずある甘酒のコーナーも、今年は若干大きくなっていいたような気がしているのは私だけでしょうか。
以前からお酒売り場にはアルコール度1%の甘酒の700mmくらいのボトルがあったり200mmくらいのワンカップぐらいのビンが売っていましたが、今年からセブンイレブンでもプライベートブランドの200mmが販売されるようになりました。
このように、お店に行けば水で薄めて作るものやそのまま飲めるボトル入りのも、手造り風のボトルに入った若干高級なブランド甘酒までたくさんの種類がありますが、自分で作ったらもっとおいしいんですよ。
古くから日本で愛されてきた甘酒だから、どうせ日本で生活しているんだったら一度作ってみたらどうなんだろうか?
自分で作ったらもっとおいしいだろうなーと。自分で作れるなら作ってみたいと思いました。
それで数年前から1年に一度だけ自分で作っているレシピと失敗しない3つのポイントを記述しておきます。
甘酒の材料と用意するもの
もち米1合
米麹200g(生でも乾燥でもよい)
電気炊飯器
鍋 しゃもじ 温度計 ジップロックなどの保存用袋など
手ぬぐい すだれなど
甘酒のつくり方
もち米を炊く
出来ればもち米は、前日から水につけておく。実際、時間のないときはこの項目はスキップしても大丈夫です。またもち米がない場合は、普通の白米で代用することも出来ます。白米の場合でも分量は同じです。もち米や白米の量に対して水分を1.3~1.5くらいで炊きます。
ポイント1 もち米を柔らか目に炊く
1合のもち米に対して水1.3~1.5合分で炊く (水30%増し)
水多めでべちゃべちゃに炊きます。おかゆとまではいきませんが、結構粘着力があるくらいです。
麹を混ぜながらも、もう少し水分がほしいなと思ったら、お湯を足すこともできます。ただし温度には気を付けてください。熱湯にだけはならないように少量ずつ足していってください。
米麹を準備する
麹を準備します。乾燥麹の場合は、手でばらばらにほぐしておきます。生の麹でも、乾燥麹でも出来る甘酒には変わりありません。どちらでも大丈夫です。わたしの場合は、乾燥麹のほうが取り扱いしやすいので、乾燥タイプを使用することが多くなります。
炊いたお米に米麹を混ぜ合わす
お米が炊き終わったら、ほぐした麹と均等になるように混ぜあわします。
ポイント2 70度くらい冷ましたもち米に米麹を入れ60度ぐらいを保つ
ココでポイントです。麹菌は、80度以上の高温で死滅してしまします。炊きあがったアツアツのもち米に麹を混ぜないでください。麹を混ぜる前に、炊きあがったもち米を、一度70度ぐらいまで冷まして、そのあと麹を投入します。麹をまんべんなく混ぜ合わせたのちは60度前後の温度で、約8時間保温芯ておきます。
60度で8時間糖化させる
60度で8時間保温するのって難しいですよね。温度計などはないので今回は使いませんでした。正直ダイタイで出来るものです。
裏技
(裏技)60度を8時間キープする方法としては、甘酒メーカーなる便利な家電製品もありますが、なくても、家庭用、電気炊飯器を使って代用できます。非常に簡単で、電源を入れて保温にしたままかまのふたを開けっぱなしにしておくだけです。ふたを開けて保温にしておくと、60度ぐらいのちょうどいい温度で保温できるようです。ふたを開けて手ぬぐいなどをかけておいてください。
今回使用した炊飯器は一般的な象印炊飯器ですが、ふたを開けたまま保温状態にしても、このように保温時間が出てきます。さすがに温度までは出ませんが、大変便利な機能ですね。
甘酒のつくり方は簡単ですが時間がかかります。一日がかりですね。結局、一日家にいる日でないとできませんね。炊飯器を保温状態にしたら後は、そっとしておくだけですが、結構気になって何度も見に行ってしまいます。2時間か3時間ぐらい保温しておいたころから、手ぬぐいをとって中を見ると、甘い香りが漂い始めます。保温中なんどかかき混ぜるのを忘れないようにしてください。
糖化の進行を止める
ポイント3 80度で糖化を止める
甘酒として利用する場合は、約8時間保温したのち、糖化の進行を止めないといけません。糖化が進み、乳酸菌の作用で味が甘酸っぱくなるのを防ぐために80度以上の温度で熱して麹菌を死滅させます。
注意)べったら漬などの麹床を作っている場合は、麹床の醗酵を利用します。糖化を止めるために熱を加える必要はありません。そのまま冷まして利用します。
おいしい飲み方
お湯で薄めて飲みます。お好みで砂糖や塩、ショウガなどを入れて、火にかけて温めて飲むのが一般的です。冷凍して夏場に解凍、ッそのまま冷やして飲むこともできます。
保存方法
糖化を停止させた後、冷ましてからフリーザーパックなどに、小分けして詰めて冷凍保存することができます。