栽培カレンダー
植え付け・植え替え
植え付け時期
植え替え適期は開花期をのぞく3月から梅雨入りまでの期間です。
4月5月は開花の時期になりますので、植え替えには適しません。
基本的に休眠期を終える春前から根が活動を始める春ごろが一番適しています。
梅雨に入り気温が上がっているときに植え替えるのは危険です。
気温が落ち着いて、休眠ん入る前の
9月~10月にかけても植え替え適期になります。
用土
酸性の土壌を好みます。
鉢植え
鉢植えの場合は、
基本配合として、
赤玉土小粒4
鹿沼土小粒3
酸度未調整ピートモス2
バーミキュライト1
の割合で用土を配合して植え付けます。
同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます。
マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、
極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。
肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。
庭植
用土
庭植する際は
根鉢の倍の大きさの植穴を開けて
あらかじめ腐葉土やピートモスを混ぜて深植えにならないように植え付けます。
深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、
根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。
株間
複数の株を植え付けるときは
大きく成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。
元肥
こちらも植え込み時に
バーク堆肥や油粕、
元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。
庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。
栽培管理
植え付けの場所・鉢植えの置き場所
半日陰でも育ちますが、日向を好みます。
庭植
庭植の場合、できるだけ日当たりのいい場所に植えつけましょう。
半日陰でも十分育ちますが、花付きがよくありません。日陰ではめったに開花しませんので植え付けには注意が必要です。
鉢植え
鉢植えの場合もできるだけ日の当たるところにおいてあげるのが理想ですが、
耐暑性は十分ありますが、真夏の水切れには十分気を付けなくてはいけません。
耐寒性もあり冬場、霜が降りたり、雪が積もっても大丈夫です。
水やり
庭植
基本的には必要ありませんが、
植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が続いたときは水やりが必要です。
完全に根が育ってきたっら、よっぽどでない限り水やりする必要はありません。
鉢植え
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。根が比較的浅く張りますので、水きれには注意が必要です。
肥料
肥料は元肥の他に
花後にお礼肥
休眠期にはいる前の
9月ごろに1回
1月ごろに暖効性肥料の油粕か、2月に即効性の化成肥料を
寒肥を1回施し、
年間で合計3回与えます。
剪定などの作業
花が枯れた後の作業
花後に花がらつみが必要です。花が咲き終わって枯れた花がらを放置しておくと、
見た目も悪いですし、花びらが葉の上で腐食して病気の原因にもなりますので摘み取ります。
枝の剪定作業
花後の剪定
花がらを摘み取る作業と同時に、5月~6月ごろ枝の剪定を行います。
夏場の7月ごろには来年の花芽が分化されますので、7月以降に選定作業を行うと
せっかく育った花芽を切り取ることになり、来年花が咲かなくなります。
剪定は7月までに行います。
来年の花芽が分化される前であれば、強剪定できます。
かなり強く刈り込んでも大丈夫で、
根はりの状態にもよりますが、丸坊主にしてもOKです。
刈り込んだ新芽は挿し木に利用することができます。
秋の剪定
年越し前に全体の形を整えるために、徒長した枝(飛び出した枝など)を軽く摘み取ります。
この時期の剪定は、来年の花芽を摘み取ることになりますので、
注意が必要で、必要最小限に抑えておきましょう。
詳しい剪定の方法はこちらをご覧ください。
増やし方は?
ツツジは挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木の適期は5月から6月ごろで、
その年に出てきた新芽が青いうちに摘み取ります。
木化した枝は挿し木してもうまくいきません。
挿し木の用土は鹿沼土などの単用でOKで、
挿し木した後はしばらくは日陰で管理します。
詳しい挿し木の仕方はこちらに記載しています。
病害虫について
レンゲツツジ耐寒性に優れ、冬の寒さには強い植物です。梅雨などに高温が続くと病気を発生する場合があります。
主な病気や害虫の被害や予防についてはこちらの記事をご覧ください。