栽培カレンダー
植え付けや植え替えの時期、用土は?
植え付け時期
植え替え適期は早春の3月下旬から4月中旬までの休眠から目覚めるころです。
用土と植え替え方
土壌酸度は、弱酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。
鉢植えの用土
鉢植えの場合は、
基本配合として、
赤玉土(小粒)6
腐葉土4
の割合で用土を配合して植え付けます。
植え付けの際は、鉢底に鉢底石をして、植え替えます。
元肥
同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます。
マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、
極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。
肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。
鶏糞などアルカリ性の強い肥料を混ぜると土壌がアルカリ性ななる場合がありますので注意が必要です。
鉢植えの植え替え
植え替えの際は
鉢植えは2年から3年毎に一度、
植え付け時と同じ要領で、一回り大きな鉢に植え替えてください。
庭植の用土と植え付け方法
庭植する際は
根鉢より一回り大きい植穴を開けて
あらかじめ腐葉土などを混ぜて深植えにならないように植え付けます。
深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、
根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。
堆肥を施す際は、若干深めに植穴を開けて、そこにバーク堆肥を入れておくと、土に微生物が繁殖しやすくなり
植物にとって栄養のある肥えた土を作ります。
株間
複数の株を植え付けるときは
大きく成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。
つる性の植物で並べて植えることはあまりありません。
元肥
こちらも植え込み時に
バーク堆肥や油粕、
元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。
庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。
育て方や栽培管理、鉢植えの置き場などは?
植え付けの場所・鉢植えの置き場所
日向を好みます。真夏の強い日差しや積雪にも耐える強靭なつる性植物です。
庭植の植え付け場所
庭植の場合、できるだけ日当たりのいい場所に植えつけましょう。
庭植した場合、つる性で成長すると6mを超えてしまします。
半日陰では、花付きがよくありません。日陰では育ちませんので植え付けには注意が必要です。
鉢植えの置き場
鉢植えでも十分開花します。
鉢植えの場合もできるだけ日の当たるところにおいてあげるのが理想です。日陰では育ちません。
耐暑性は十分あります。
耐寒性もあり冬場の落葉期は、霜が降りたり、雪が積もっても大丈夫です。
耐寒性も十分ありますが、
鉢植えで動かせる場合は、念のために雪の日は軒下などに移動しておきましょう。
水やりの頻度は?
庭植の場合
基本的には必要ありませんが、
植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が続いたときは水やりが必要です。
完全に根が育ってきたっら、よっぽどでない限り水やりする必要はありません。
鉢植え
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。成長期の水きれには注意が必要です。
肥料
肥料は元肥の他に
休眠期の
1月~2月ごろに寒肥として1回
(1月ごろに暖効性肥料の油粕か、2月に即効性の化成肥料)
休眠から覚めて葉が伸び始める4月~5月に追肥します。
年間で合計2回与えます。
剪定などの作業
花が枯れた後の作業
花後に花がらつみが必要です。花が咲き終わって枯れた花がらを放置しておくと、
見た目も悪いですし、花びらが葉の上で腐食して病気の原因にもなりますので摘み取ります。
きれいな花が咲いている中で、先に咲いていた花が枯れて腐食しているのは目立ちます。
摘み取りましょう。
枝の剪定作業
秋の剪定
凌霄花の剪定作業は、落葉期に入る前の12月~翌年2月ごろに行います。
太い枝は芽を2個から4個ほど残して、細い枝はすべて切り落とします。
つるの誘引
凌霄花はつる性の植物です。栽培にはツルの誘引が必要になります。鉢などで小さく育てる場合は、支柱を立ててこじんまりと育てることができます。
庭植の場合は大きく成長します。ツルの長さが6mを超える場合もありますので、しっかりと計画を立てて植え付けを行わなければいけません。
フェンスを利用したり、支柱を建てたり、他の樹木につたわせたりして育てることができます。
スペースに余裕がある場合は、アーチ仕立てにすることもできます。
増やし方は?
挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木の適期は6月中旬から7月ごろで、
2枚から3枚葉を残して気根の出ている枝を挿しておくと簡単に発根します。
用土は赤玉土の小粒単用で大丈夫です。
詳しい挿し木の仕方はこちらに記載しています。
病害虫について
耐暑性、耐寒性ともに優れ、大変育てやすい植物です。
比較的表害虫の被害にあいにくい植物ですが、勿論全く被害がないわけではありません。
主な病気や害虫の被害や予防についてはこちらの記事をご覧下さい。