栽培の特徴
種類 | 科目 | 適正土壌pH | 連作障害 | 栽培難易度 |
シソ | シソ科 | 6.0~6.5 | なし | ☆☆ |
基本情報
- 科名属名:シソ科シソ類
- 原産地:ヒマラヤ地方、アジア (中国、日本、ベトナム北部、韓国 ビルマなど)
- 草丈樹高:70cm~80cm
- 日照条件:日なた 半日陰
- 耐寒性:弱い(霜にあたると枯れる)
- 耐暑性:やや弱い
- 耐陰性:やや強い
- 生育適温:20℃から25℃
- 発芽適温:20℃から25℃程度
- 水やり:乾いたらたっぷり水やり(乾燥に弱い)
- 種まき期:4月~6月初旬
- 収穫期 6月初旬ごろから10月
- 種播きから収穫までの期間 60日以上
栽培のコツ
栽培期間や適正気温
紫蘇の栽培期間は150日前後です。
生育の適温は20℃から25℃です。発芽温度も20℃から25℃前後です。
連作障害
連作障害はありません。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、できるだけ深めによく耕します。適正土壌pHは6.0~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。堆肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥(1平米あたり150g程度)しておくといいでしょう。
- 紫蘇は湿った土を好みます。乾燥には注意してください。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
- マルチはなくても大丈夫です。土寄せや、追肥の時はマルチがないほうが便利ですが、雑草が生えやすかったり、地温が上がったりで生育にはマルチがあったほうがいい場合が多いようです。
栽培管理
種播き・植え付けと株間
種まきはポットなどに5から6粒ほど播き、軽く土をかぶせておきます。紫蘇は、十分気温が上昇していないと発芽しません。また、好光性種子のため、光がなければ発芽しません。土を軽くかけるぐらいにして日の当たるところにおいて発芽させるのが大切です。また、発芽まで、水分を切らさないように注意してください。通常発芽までに10日から15日ほどかかります。
ポット苗の間引きは、本葉が2枚ぐらいの時までに2本立ちにします。(本葉2枚くらいの頃の間引き苗は、芽紫蘇として収穫できます)
植え付けは5月ごろ暖かくなってから、条間45cm、株間15cmから30cmです。
追肥と土寄せ
背丈が15cm~20cmに成長したころから追肥します。
1回目の追肥と土寄せ
一回目の追肥は、背丈15~20cmになったころ行います。一回の追肥量は、1平米当たり化成肥料で50gから60gぐらいを目安に株元に与え。追肥したら株元に軽く土寄せしておきます。
2回目以降の追肥と土寄せ
1回目の追肥から約2週おきに追肥します。窒素系の肥料が多くなりすぎると、アブラムシが付きやすくなるので、肥料の与えすぎには注意してください。化成肥料が多き有機肥料の少ない土では、香りや品質が落ちてしまします。
摘芯
背丈が30㎝を超えたぐらいのころ、主枝の先端を摘芯します。ちょうど3~5節目くらいの葉が2つに分かれている上のあたりではさみを入れます。
主枝の摘芯で脇芽が伸びだし、葉の数が増えていきます。
収穫
葉の収穫
本葉10枚程度になったころ、下の葉から収穫していきます。
芽紫蘇の収穫
種まきから発芽して、本葉2枚くらいの時に間引いたこども苗を収穫します。
花穂紫蘇
紫蘇は短日植物です。9月ごろにトウ立ちし、開花します。科穂紫蘇の収穫は開花30%九代のころに行います。
紫蘇の実
種は、シソの実として収穫することができます。
シソの実は、醤油漬けにしておいしく召し上がれます。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 good
野菜類
- 赤紫蘇と青紫蘇の混植(互いに生育を助け合う)ただし種を取るときは、交配してしまうのでダメ
- トマト(互いに生育エお助け合う 双方の味がよくなる)
- ピーマン(互いに成長を助ける)
- ナス(害虫を減らす効果がある)