栽培の特徴
- 種類:ニラ
- 科目:ヒガンバナ科
- 適正土壌酸度:ph6.0~6.5
- 連作障害:なし
- 栽培難易度:☆
基本情報
- 科名属名:ヒガンバナ科ネギ屬
- 原産地:中国西部
- 草丈樹高:15㎝から30cmくらい
- 特徴:多年草(宿根草)耐寒性 冬は地上部が枯れて春、新しく芽が吹く
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15℃から25℃
- 水やり:乾いたらたっぷり水やり
- 球根の植え付け:5月中旬~6月中旬
- 開花期:7月ごろから8月ごろ
- 収穫期:8月~10月(1年目)6月~10月(2年目以降)
- 植え付けから収穫までの期間 60日前後(苗)
栽培のコツ
栽培期間や適正気温
にらの栽培期間は長く、一度植え付けると何年も栽培できます。冬場は地上部が枯れて、休眠状態のまま冬越しして、地下部は生き続けます。春になると再度目を出す宿根そうです。大変経済的な家庭菜園では重宝する野菜です。
生育の適温は15℃から25℃です。
連作障害
韮(ニラ)は連作障害が出にくい野菜です。連作が可能です。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 植え付けの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、よく耕します。適正土壌pHは6.0~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥(1平米あたり150g程度)しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
- マルチはなくても大丈夫です。土寄せや、追肥の時はマルチがないほうが便利ですが、雑草が生えやすかったり、地温が上がったりで生育にはマルチがあったほうがいい場合が多いようです。
- マルチなしでも十分育ちます。マルチなしの場合、除草作業をしっかりしてください。
栽培管理
種播き・植え付けと株間
種まきは畑に条間30㎝~40cm程度、株間20cm前後でマルチに穴をあけて5粒ほどまきます。種の上に土を軽くかけて置きます。
苗の植え付けも同じ要領で大丈夫です。苗が20㎝くらいの時が定植適期です。
追肥と土寄せ
お礼肥
収穫後にお礼肥として毎回追肥と土寄せを行います。追肥の量はプランター栽培の場合。標準プランター1つに対して化成肥料約10g程度です。畑の場合は1平方メートル当たり70~100gくらいです。
寒肥
2年目に冬から2月ごろ寒肥として油粕や鶏糞をカブ元にまいて土をかぶせておきまます。
収穫
種播き1年目は収穫を控え、株の成長を中心に育てましょう。(できないわけではないですよ)2年目以降は気にせず収穫になります。葉が20㎝くらいに成長したらカブ元を2㎝くらい残してバッサリはさみで切り取り収穫します。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 GOOD
野菜類
ウリ科全般(害虫を遠ざける)
アスパラガス(立枯病を抑える)
ニンジン(病気を減らし生育を助け合う)
ブロッコリー(病気を抑える)
ダイコン(病気を抑える)
カモミール(アブラムシを遠ざける)
トマト(青枯病や立枯病を抑える)
ナス(青枯病や立枯病を抑える)
× 混植に適していない植物 BAD
マメ科全般(マメ科の根に共生する根粒菌を遠ざけるため、生育を悪くなる)