栽培の特徴
種類 | 科目 | 適正土壌pH | 連作障害 | 栽培難易度 |
アカジソ | シソ科 | 6.0~6.5 | なし | ☆☆ |
基本情報
- 科名属名:シソ科メボウキ類(オキウム屬)
- 原産地:熱帯アジア インド
- 草丈樹高:50cm~80cm
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15℃から28℃
- 水やり:乾いたらたっぷり水やり(乾燥に弱い)
- 苗の植え付け:5月中旬~7月中旬
- 開花期:7月~10月
- 収穫期 6月中旬ごろから10月上旬
- 植え付けから収穫までの期間 30日前後
栽培のコツ
栽培期間や適正気温
スイートバジルの栽培期間は90日前後です。
生育の適温は15℃から28℃です。発芽温度も20℃以上です。
連作障害
連作障害はありません。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、できるだけ深めによく耕します。適正土壌pHは6.0~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥(1平米あたり150g程度)しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
- 湿り気のある有機質で肥えた土を好みます。
畝立て
- 幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
- マルチはなくても大丈夫です。土寄せや、追肥の時はマルチがないほうが便利ですが、雑草が生えやすかったり、地温が上がったりで生育にはマルチがあったほうがいい場合が多いようです。
栽培管理
種播き・植え付けと株間
種まきはポットなどに5から6粒ほど播き、軽く土をかぶせておきます。紫蘇は、十分気温が上昇していないと発芽しません。また、好光性種子のため、光がなければ発芽しません。土を軽くかけるぐらいにして日の当たるところにおいて発芽させるのが大切です。また、発芽まで、水分を切らさないように注意してください。通常発芽までに10日から15日ほどかかります。
ポット苗の間引きは、本葉が2枚ぐらいの時までに2本立ちにします。
植え付けは5月ごろ暖かくなってから、条間40cm、株間20cmから40cmです。
日当たりと置き場所(プランターの場合)
日当たりのいい場所で育ててください。日当たりが悪いと、育ちの悪い、軟弱な株になってしまいます。寒さに弱いので気温が下がり、霜を受けると枯れてしまいます。
追肥と土寄せ
背丈が15cm~20cmに成長したころから追肥します。
1回目の追肥と土寄せ
一回目の追肥は、背丈15~20cmになったころ行います。一回の追肥量は、1平米当たり化成肥料で50gから60gぐらいを目安に株元に与え。追肥したら株元に軽く土寄せしておきます。
2回目以降の追肥と土寄せ
1回目の追肥から約2週おきに追肥していきます。窒素系の肥料が多くなりすぎると、アブラ虫が付きやすくなるので、肥料の与えすぎには注意してください。化成肥料が多く、有機肥料の少ない土では、香りや品質が落ちてしまします。
背丈もぐんぐん伸びていきますので、肥料切れさせないように注意して栽培していきましょう。
水やり
乾燥に弱いので、特に夏場の乾燥には注意して、地表面が乾いたらたっぷりと水やりします。
摘芯
背丈が20㎝を超えたぐらいのころ。主枝の先端を摘心します。ちょうど3~5節目くらいの葉が2つに分かれている上のあたりではさみを入れます。手で摘み取っても構いません。
主枝の摘芯で脇芽が伸びだし、葉の数が増えていきます。
摘芯した所の下の2枚の葉の付け目から2つの脇芽が出てきます。その脇芽が成長した時点でまた、同じように摘芯してやると、その下の葉の付け根から脇芽が2つ出てきます。このように芽先をつまみながら栽培していきます。
収穫
葉の収穫
葉が成長したら積極的に収穫していきます。摘み取ることで風通しもよくなり、病気や害虫の被害も回避しやすくなります。
来年の種を採取する
種を取っておくことで、1年後、株の更新ができます。栽培の終盤にトウ立ちして花穂が付きます。そのまま栽培を続けていくと花後、実をたくさん採取することができます。採取した種はビニール袋などに入れて翌年の種まき時期まで、冷蔵庫で保管します。大変細かい種なので気を付けてください。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 good
野菜類
- トマト(互いに生育エお助け合う 双方の味がよくなる)
- ピーマン(互いに成長を助ける)
- ナス(害虫を減らす効果がある)