基本情報
種類 | 科目 | 適正土壌pH | 連作障害 | 栽培難易度 |
菜花(なばな) | アブラナ科 | 6.0~6.5 | 1年から2年 | ☆ |
概要
アブラナ科
ナバナなアブラナ科の野菜で春に出てくる脇芽と開花前の花蕾を食する野菜です。独特のソフトな苦みが辛し和えなどによく合う野菜です。
- 科名属名:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:ヨーロッパ
- 分類:耐寒性の一年草
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15~20℃
- 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
- 特徴:冬越しして春に脇芽を収穫する
- 樹高:草丈(15~30㎝)
- 種まき期:9月から10月ごろ
- 収穫期 12月~4月ごろまで 脇芽を収穫
菜花(なばな)の育て方 栽培のコツ
栽培期間や適正気温
菜花(なばな)の栽培期間は非常に長く、季節によりますが通常種まきから150日以上です。秋まきで冬越しさせて育てる野菜で、生育の適温は5℃~20℃前後と冷涼な気候を好みます。発芽適温は15℃~20℃前後です。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、よく耕します。適正土壌pHは6.0~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 水はけを良くするために、幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
栽培管理
種まきと株間
- 畑に条間15cm~20cmくらいで軽く溝を作って直接、条播きします。
- たっぷり水をやり、段階的に間引きを行い株間10㎝~15cmで1本立させます。
トンネル
- 害虫から守るためにネットや不織布でトンネルを作っておくと、冷間対策や鳥よけ害虫対策にもなります。特にヒヨドリの被害には気を付けてください。
追肥
菜花(なばな)は、長期間栽培する野菜です。肥料切れしないように随時条間に追肥してください。栽培初期には除草もかねて軽く土寄せしておくとすくすく育ちます。その後は生育を見て2週間後くらいおきに条間に施肥します。
収穫
- 収穫は12月から冬越えした3月ごろまでです。
- 脇芽を順に収穫していきます。
- 脇芽についた蕾が開花しないうちに収穫してください。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 good
野菜類
結球しないキク科の植物(虫よけ)
- サニーレタス
- リーフレタス
- サンチェ
- エンダイブ
- 春菊
- ミックスベビーリーフ など
花類 ハーブ類
- マリーゴールド(虫よけ)
- サルビア(虫よけ)
- カモミール(虫よけ 野菜を元気にする)
- ミント(虫よけ)
〇 前作に植えるとよい植物 good
- トウモロコシ
- マリーゴールドなど
× 混植に適さない植物 bad
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- ニラやネギなどのネギ類の作物