基本情報
種類 | 科目 | 適正土壌pH | 連作障害 | 栽培難易度 |
かき菜 | アブラナ科 | 6.0~6.5 | 1年から2年 | ☆ |
かき菜(別名のらぼうな)は、東京都西多摩地方(あきる野市、青梅市等)及び埼玉県飯能市・比企郡小川町付近で多く栽培されるアブラナ科アブラナ属の野菜です。江戸時代初期には、すでに各地で栽培されていたと伝えられています。
アブラナとキャベツの葉を合わしたような葉、茎と花蕾を食べる栄養価の非常に高い、西洋なばなの一種です。ドンドン出てくる脇芽をかき取って長期間収穫できることから「かきな」と呼ばれています。
科目
アブラナ科
かき菜はダイコンやカブ、白菜などと同じアブラナ科の一年草で葉、花蕾と短い茎のような部分を食する野菜です。脇芽から出てくる茎についた葉と花蕾をかきとるように栽培して聞きます。
- 科名属名:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:ヨーロッパ
- 分類:耐寒性の一年草
- 日照条件:日なた
- 生育適温:5~20℃
- 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
- 特徴:冬越しして春に脇芽を収穫する
- 樹高:草丈(15~100㎝)
- 種まき期:9月下旬
- 植え付け:11月初旬
- 収穫期 3月下旬~脇芽を収穫
- 植えつけから収穫までの期間 タネまきから180日。植え付けから150日。
その他の野菜の育て方一覧はこちらです
かきな菜の育て方 栽培のコツ
栽培期間や適正気温
のらぼう菜の栽培期間は非常に長く、品種や季節によりますが通常種まきから180日以上植え付けから150日で収穫できます。
秋まきで冬越しさせて育てる野菜で、生育の適温は5℃~20℃前後、発芽適温は15℃~20℃前後です。
連作障害
かき菜はアブラナ科の野菜です。他も含めアブラナ科の栽培後は、1年から2年はあけたほうがいいです。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、よく耕します。適正土壌pHは5.5~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。堆肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 水はけを良くするために、幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
栽培管理
種まき、植え付けと株間
- 種まきはポットにパラパラとまいて軽く土をかけます。
- たっぷり水をやり、段階的に間引きを行い株間10㎝くらいで1本立させます。
- 畑への植え付けの際は、株間を40cm~50cmぐらい確保して、マルチに穴をあけて植えつけます。
- 成長すると50cmから100cmほどに成長します。
- 深めのプランターでも栽培しやすい野菜です。
トンネル
- 害虫から守るためにネットや不織布でトンネルを作っておくと、冷間対策や鳥よけ害虫対策にもなります。特にヒヨドリの被害には気を付けてください。
追肥
かき菜は、長期間栽培する野菜です。肥料切れしないように随時条間に追肥してください。栽培初期には除草もかねて軽く土寄せしておくとすくすく育ちます。
その後は生育を見て、2週間くらいおきに条間に施肥します。
収穫
- 収穫は冬越えした2月から4月ごろです。
- トウ立ちした主茎を切り取り、そのあと伸びてくる脇芽を順に収穫していきます。
- 脇芽についた蕾が開花しないうちに収穫してください。
かき菜はプランターでも簡単に栽培できます
かき菜のプランター栽培の記録はこちらです。
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コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 good
野菜類
- 結球しないキク科の植物(虫よけ)
- サニーレタス
- リーフレタス
- サンチェ
- エンダイブ
- 春菊
- ミックスベビーリーフ など
花類 ハーブ類
- マリーゴールド(虫よけ)
- サルビア(虫よけ)
- カモミール(虫よけ 野菜を元気にする)
- ミント(虫よけ)
〇 前作に植えるとよい植物 good
- トウモロコシ
- マリーゴールドなど
× 混植に適さない植物 bad
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- ニラやネギなどのネギ類の作物
今月の野菜
今月、今すぐに植え付けや種まきできる野菜を調べたい方はこちらにまとめてあります。
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