栽培の特徴
種類 | 科目 | 土壌Ph | 連作障害 | 栽培難易度 |
ニンジン | セリ科 | 6.0~6.5 | なし | ☆☆ |
基本情報
- 科名属名:セリ科ニンジン屬(ダウクス屬)
- 原産地:中央アジア アフガニスタン
- 草丈樹高:15cm~30cmくらい(地上部)
- 特徴:2年草
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15℃から20℃
- 発芽適温:20℃から25℃程度
- 水やり:乾いたらたっぷり水やり(乾燥に弱い)
- 種まき期:4月~10月初旬
- 収穫期 6月初旬ごろから翌2月ごろまで
- 種播きから収穫までの期間 70日前後
栽培のコツ
栽培期間や適正気温
人参の栽培期間は100~120日前後です。
生育の適温は15℃から25℃です。比較的冷涼(熱くもなく寒くもない)な気候を好みます。
真夏などの高温期は、発育不良やトウ立ちなどの原因になります。
連作障害
ニンジンは連作障害が出にくい野菜です。連作が可能な野菜です。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、できるだけ深めによく耕します。適正土壌pHは6.0~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥(1平米あたり150g程度)しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
- マルチはなくても大丈夫です。土寄せや、追肥の時はマルチがないほうが便利ですが、雑草が生えやすかったり、地温が上がったりで生育にはマルチがあったほうがいい場合が多いようです。
栽培管理
種播き・植え付けと株間
条播き(直まきにします)
種まきは条間20㎝~25㎝程度に1cm間隔に条播きします。
好光性種子
好光性種子のため、光がなければ発芽しません。土を軽くかけるぐらいにして日をあててあげて発芽させるのが大切です。また、発芽まで、水分を切らさないように注意してください。水やりで種が流れてしまわないように注意が必要です。また、発芽には水分が必要です。乾燥には注意してください。
1回目の間引き
苗の間引きは、本葉が2枚ぐらいの時に株間3㎝~4㎝ににします。
2回目の間引き(と追肥)
2回目の間引きは、本葉5~6枚のころ株間10cm~12cmくらいにします。これが最終の間引きです。
追肥と土寄せ
1回目の追肥と土寄せ
2回目の間引きの際に最初の追肥をします。1回の追肥量は、1平米当たり化成肥料で50gから60gぐらいを目安に株株元に与え。追肥したら株元に軽く土寄せしておきます。
2回目以降の追肥と土寄せ
生育をを見ながら、1回目の追肥から約2週おきに追肥します。
収穫
根の直径が5cmから7cmくらいに成長して、肩の部分が横に張り出して来たら収穫適期になります。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 GOOD
野菜類
アブラナ科全般(害虫のアオムシを遠ざける効果がある)
マメ科全般(害虫のカメムシを遠ざける)
ネギ類全般(害虫のタネバエ類・玉ねぎバエを遠ざける)
× 混植に適していない植物 BAD
ウリ科全般(根こぶ線虫を増殖する)
ハマスゲと相性が悪い
ディルと相性が悪い
〇 跡地に適している野菜 GOOD
サツマイモ(生育が良くなる)
× 跡地に適していない野菜 BAD
ジャガイモ(生育が悪くなる)