2018年6月3日(日)
伏見甘長トウガラシの苗をプランターに植えつけて17日間が経過しました。そろそろ株も落ち着いてきたころなので、今日は固形肥料の追肥をしておきたいと思います。前回の記事では、伏見甘長唐辛子をプランターに植えつける方法をレポートしましたが、そちらの模様はこちらの記事に詳しく示してあります。今回までの経緯をご覧になるにはこちらの記事を参照してください。
伏見甘長とうがらしの追肥
植え付けから約2週間と数日間放置してあった伏見甘長唐辛子の苗に1回目の追肥をしました。正確には1回目の固形肥料の追肥で、植え付けて。1週間ほど経過時点で一度液肥を与えてあります。
化成肥料
伏見甘長唐辛子に限らず大抵の野菜の追肥は、固形の化成肥料や液体肥料などで事足りると思います。有機栽培にこだわるならば、鶏糞や油粕、ぼかし肥料なども有効です。鶏糞はともかく、油粕は大変高価な肥料ですので、私は通常、果実にしか使いません。鶏糞は、アルカリ性の性質があるので野菜には適しています。逆に油粕は、ブルーベリーやツツジなどの樹木の栽培に使うことが多い肥料です。化成肥料は非常にバランスが取れていて、しかも比較的安価な肥料です。使いやすいのですが、その反面、あまり化成肥料ばかりに頼りすぎると、土中にセンチュウなどの微生物が偏って繁殖して、病気のもとに成ったり、肥料や毛などを起こして、作物の生育に影響を与える場合があります。適度に有機肥料を使うことが大切です。
肥料の3要素
今回は一番簡単で、バランスのとれた肥料である化成肥料を使うことにします。ここで示すバランスとは肥料の3要素と呼ばれる窒素、リン酸、カリの3つの要素のことで、この3つは植物が成長過程で必ず摂取しなければならない要素を示しています。肥料の3要素は、それぞれ窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)のアルファベットと、その含有量の比率で、8-8-8や、10-10-10、4-7-3のように表記されています。
高度化成肥料
今回使用したのは、14-14-14の高度化成肥料です。通常の化成肥料は8-8-8が一般的ですが、10-10-10やこの14-14-14、さらに密度の濃い製品が販売されています。コストと成分の密度を考慮して、私は、通常は14-14-14を選ぶ場合が多いです。今回もこの14-14-14の高度化成肥料を少量使用することにします。
伏見甘長唐辛子の追肥は化成肥料中心でOKですか?
答えはYes and Noです。化成肥料の利点は安価でバランスが取れた肥料であることですが、逆に与えすぎると肥料焼けを起こしたり、特定の微生物の大量発生の原因にもなります。適度に有機肥料を混ぜて使用することをお勧めします。元肥や堆肥には有機質の肥料を施し、鶏糞などの有機肥料を追肥として、化成肥料と化成肥料の合間に入れることで、家庭菜園がより興味深いものになるのではないでしょうか?
伏見甘長トウガラシに追肥する方法
追肥の方法はいたって簡単です。今回は1回目なので、化成肥料を表面にパラパラと少量まいて、軽く土となじませるだけです。追肥したのち、軽く土を増しておきました。
今回は1回目なのでこんな感じでOKだと思います。苗が小さい子の時期に、一度にあまりたくさん与えすぎるのもよくありません。化成肥料が直接根にあたるようですと、肥料焼けを起こして枯れてしまう場合がありますので気を付けて施肥してください。最後にたっぷりと水やりして今回の作業は終了です。正直、一つの苗に対して、1分も掛からない作業です。作業の間に、株の成長や病気や害虫の有無などをしっかり観察することが大切です。次回はプランターに支柱を立てる作業についてレポートしたいと思います。続く、、、、、、