基本情報
種類 | 科目 | 適正土壌pH | 連作障害 | 栽培難易度 |
チンゲン菜 | アブラナ科 | 5.5~6.5 | 1年 | ☆☆ |
概要
アブラナ科
チンゲン菜はダイコンやカブ、白菜などと同じアブラナ科の一年草で葉と短い茎のような部分を食する野菜です。春まきと秋まきで年に2回栽培できる野菜です。
- 科名属名:アブラナ科 アブラナ属
- 原産地:中国
- 分類:耐寒性の一年草
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15~20℃
- 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
- 特徴:最も普及している中国野菜。短期間で収穫できるミニチンゲンサイもある。
- 樹高:草丈(15~20㎝)
- 種まき期:4月中旬~5月、9~10月中旬
- 収穫期 5月下旬~7月中旬、10月中旬~12月上旬
- 植えつけから収穫までの期間 タネまきから40日~45日。ミニチンゲンサイは20日~30日
チンゲン菜の育て方 栽培のコツ
栽培期間や適正気温
チンゲン菜の栽培期間は品種や季節によりますが通常種まきから40日から45日で収穫できます。ミニチンゲン菜は20日から30日くらいです。生育の適温は15~20℃前後で、発芽適温は15℃~35℃です。
連作障害
チンゲン菜は比較的連作に強い野菜ですが、1年から2年はあけたほうがいいです。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、よく耕します。適正土壌pHは5.5~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。元肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 水はけを良くするために、幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
栽培管理
種まき、植え付けと株間
- 畑に条間15cm~20cmくらいで軽く溝を作って直接、条播きします。
- たっぷり水をやり、2から3回にわけて段階的に間引きを行い株間10㎝~20cmで1本立させます。
- 苗からの植え付けの際は、株間を10cm~20cmぐらい確保して、マルチに穴をあけて植えつけます。
トンネル
- 害虫から守るためにネットや不織布でトンネルを作っておくと、冷間対策や鳥よけ害虫対策にもなります。
追肥
チンゲン菜は、草の高さが10㎝を超えたぐらいで1回条間に追肥し、除草もかねて軽く土寄せしておきます。その後は生育を見て2週間後くらいに再度施肥します。
連作障害
小松菜は連作障害が出にくい野菜です。同じ場所での栽培が可能です。
収穫
- 20㎝くらいに成長し尻が十分に太ってきたら、根元からはさみを使って収穫していきます。
- 株が大きくなりすぎると筋張っておいしくなくなりますので柔らかいうちに収穫します。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 good
野菜類
結球しないキク科の植物(虫よけ)
- サニーレタス
- リーフレタス
- サンチェ
- エンダイブ
- 春菊
- ミックスベビーリーフ など
花類 ハーブ類
- マリーゴールド(虫よけ)
- サルビア(虫よけ)
- カモミール(虫よけ 野菜を元気にする)
- ミント(虫よけ)
〇 前作に植えるとよい植物 good
- トウモロコシ
- マリーゴールドなど
× 混植に適さない植物 bad
-
- ニラやネギなどのネギ類の植物