栽培の特徴
種類 | 科目 | 適正土壌pH | 連作障害 | 栽培難易度 |
小松菜 | アブラナ科 | 5.5~6.5 | 連作可能 | ☆ |
小松菜の科目
アブラナ科
小松菜はダイコンやカブ、白菜などと同じアブラナ科の一年草で葉と短い茎のような部分を食する野菜です。真冬以外は一年をとうしていつでも栽培できる野菜です。収穫せずにそのまま春まで育てるとおいしい、なばなとしても収穫できます。
栽培のコツ
栽培期間や適正気温
小松菜の栽培期間は品種や季節によりますが通常春まきで30日で収穫できます。秋まきで60日から100日くらいです。生育の適温は20~25℃前後で、発芽適温は15℃~35℃です。
連作障害
小松菜は2年から3年はあけて栽培するとよいとされていますが、通常は連鎖う障害が出にくい野菜です。
栽培スケジュール
畑の準備
土つくり
- 種まきの2週間ぐらい前に畑に苦度石灰をまき土壌を中和し、よく耕します。適正土壌pHは5.5~6.5です。
- さらに7日から10日前までに、元肥を施し深く耕します。堆肥の目安は1㎡あたり約2kgの完熟たい肥です。同時に化成肥料を施肥しておくといいでしょう。
- 畑の石や木片など根の障害になるようなものは取り除いておきましょう。
畝立て
- 水はけを良くするために、幅60cm高さ10cmほどの畝を立てマルチを張ります。
- マルチを張ることで土の跳ね返りによる病気を防ぎ、土を保温し生育を促進んしてくれます。
栽培管理
種まき、植え付けと株間
- 畑に条間15cm~20cmくらいで軽く溝を作って直接、条播きします。
- たっぷり水をやり、段階的に間引きを行い株間3㎝~5cmで1本立させます。
- 苗からの植え付けの際は、株間を5cm~10cmぐらい確保して、マルチに穴をあけて植えつけます。
- 発芽は早く、小松菜は5日から7日で発芽します。
トンネル
- 害虫から守るためにネットや不織布でトンネルを作っておくと、冷間対策や鳥よけ害虫対策にもなります。
追肥
小松菜は、草の高さが5㎝を超えたぐらいで1回条間に追肥し、除草もかねて軽く土寄せしておきます。その後は生育を見て必要と感じたら施肥します。
連作障害
小松菜は連作障害が出にくい野菜です。同じ場所での栽培が可能です。
収穫
- 20㎝~25㎝くらいに成長したら根元からはさみを使って集荷憂していきます。
- 株が大きくなりすぎるとあくが出ておいしくなくなります
- 収穫せずに冬越しさせて春に花芽が出てなばなとして収穫できます。
畑で冬越させる
収穫せずに冬越しさせて春に花芽が出て、おいしいなばなとして収穫できます。スーパーなどでは買うことができない栽培した人だけのおいしさです。
コンパニオンプランツ
〇 混植に適している植物 GOOD
野菜
類結球しないキク科の植物(虫よけ)
- サニーレタス
- リーフレタス
- サンチェ
- エンダイブ
- 春菊
- ミックスベビーリーフ など
花類 ハーブ類
- マリーゴールド(虫よけ)
- サルビア(虫よけ)
- カモミール(虫よけ 野菜を元気にする)
- ミント(虫よけ)
〇 前作に植えるとよい植物 good
- トウモロコシ
- マリーゴールドなど
× 混植に適さない植物 bad
- ニラやネギなどのネギ類の植物